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ストーリーハイライト
この記事では、ウォール街アナリストが今後1年間に20%超の上昇可能性を予想している2つのエネルギーセクターETFを詳しく見てみましょう。
エネルギーETF(上場投資信託)は、エネルギーセクターで事業を行う米国または米国以外の企業の株式に投資します。重要なのは、この景気循環的な業界に費用対効果の高い方法で投資できることです。今回、TipRanksのETFスクリーナーを活用し、アナリストが20%以上の上昇を予想している2つのエネルギーETF、iシェアーズ米国エネルギーETF (IYE)とSPDR S&P オイル・アンド・ガス・エクイップメント・アンド・サービスETF (XES)を特定しました。
ウォール街がこの2つのETFについてどう考えているか、詳しく見てみましょう。
IYE ETFは、エネルギーセクターの米国株式で構成されるRussell 1000 Energy RIC 22.5/45 Capped Indexに連動する投資成果を目指します。IYEは、E&P(石油・天然ガスの採掘、開発、生産)企業、石油サービス株、ミッドストリーム(中流部門)・パイプライン企業、ダウンストリーム(下流部門)の精製業者や燃料販売業者などの企業へのエクスポージャーを提供します。
IYE の運用資産 は14.5億ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの71.99%を占めています。経費率は0.40%で、配当利回りはセクター平均(1.661%)より高い2.61%です。
TipRanksによれば、IYE ETFのコンセンサス評価は「中程度の買い」です。これは、ポートフォリオで保有する各銘柄の過去3カ月間のコンセンサス評価に基づいており、保有41銘柄のうち、31銘柄が「買い」、10銘柄が「中立」です。IYE ETFの平均目標価格は58.17ドルで、今後12カ月で22.8%の上値余地を示唆しています。ETFは過去6カ月で10.1%上昇しています。
SPDR S&P オイル・アンド・ガス・エクイップメント・アンド・サービスETF (SPDR S&P Oil & Gas Equipment & Services ETF, XES)
XES ETFは、S&P Oil and Gas Equipment and Services Select Industry Indexに連動する投資成果を目指します。このETFは、石油・ガス掘削、石油・ガス機器・サービス企業へのエクスポージャーを提供します。
XESの運用資産は3億440万ドルで、上位10銘柄がポートフォリオの43.72%を占めています。経費率は0.35%、配当利回りは0.79%です。
TipRanksによれば、XES ETFのコンセンサス評価は「中程度の買い」です。これは保有36銘柄のコンセンサス評価に基づいており、26銘柄が「買い」、8銘柄が「中立」、2銘柄が「売り」です。XES ETFの平均目標価格の117.90ドルは、今後12カ月で36.88%の上値余地を示唆しています。ETFは過去6カ月で5.6%上昇しています。
結論
エネルギーETFは分散投資と収益生成の可能性を提供するため、投資ポートフォリオへの追加を考慮すべきでしょう。アナリストが予想する堅実な上昇ポテンシャルを考えると、IYEとXESは検討する価値があると思われます。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、IYE, XES: 2 Energy ETFs with Over 20% Upside Potential, According to Analysts原文の翻訳を中心にまとめています。
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