Decentralandの仮想通貨プロジェクトは、従来は映画やアニメの世界だった「バーチャルリアルティ(仮想世界)」を現代に生み出しました。
ブロックチェーン技術を使い、仮想の存在ではなく、実体のない現実は新しい経済圏も誕生させています。
今回は「Decentraland(MANA)とは?」をテーマに、基本~最新情報と購入方法をまとめました。
目次
仮想通貨Decentraland(MANA)とは?
Decentraland/MANAの基本情報 | |
Decentraland/MANAの価格 | ¥110.82 |
一日の出来高 | ¥122,864,736,043.00 |
マーケットドミナンス | 0.09% |
市場ランキング | 第59位 |
時価総額 | ¥165,144,625,039.27 |
直近1年間の高安値 | 2.23円/129.81円 |
発行上限 | 2,805,886,393MANA |
※価格等の情報は2021年3月17日時点のCoinMarketCapによる
Decentraland(ディセントラランド)とは、バーチャルリアルティ(仮想世界)の開発を目的とした仮想通貨プロジェクトです。
Decentralandのプラットフォームを使い、構築された仮想空間では、仮想空間内の土地を購入・販売する事が可能です。
仮想通貨が最初に世間的にも話題となった2017年の段階で、既に仮想空間の土地売買は比較的盛んに行われています。
Decentralandは、イーサリアムのブロックチェーンをベースとしており、仮想空間内の土地以外にも、アプリケーションの作成や、サービス生成、仮想空間にて新しいビジネスを生み出し、収益を上げられる仕組みが構築されます。
仮想通貨DecentralandはICOで誕生
Decentralandは、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)で最初に資金調達を行いました。
Decentralandの資金調達額は、2400万ドル、現在の為替レートで26億円相当となる大型ICOです。
ブロックチェーン技術の発生と、2021年現在も引き続き注目されている科卒空間の活用、新しい経済圏の誕生は投資家の関心も高いと言えます。
【2019年~2020年】Decentralandのプロジェクト進行
Decentralandの仮想通貨プロジェクトは、ICOの資金調達に見合った開発の進行がされています。
2019年には、仮想空間の実証、クローズドベータテストが行われました。
翌年、2020年2月にはDecentralandの仮想空間は一般公開され、広大な仮想世界、仮想空間を利用したゲームコンテンツなど現在もユーザーが参加できます。
Decentralandの仮想通貨「MANA」
Decentralandの仮想空間では、主にERC-20トークン(イーサリアム由来の仮想通貨トークン)である「MANA(マナ)」は通貨として用いられます。
私達が暗号資産(仮想通貨)取引所で実際に取引する仮想通貨もMANAです。
MANAは、Decentralandの仮想空間内のアバター購入や土地売買など、仮想世界における通貨として用いられています。
Decentralandのもう1つの仮想通貨
Decentralandの仮想空間では、MANA以外にもう1つ仮想通貨があります。仮想空間の土地を証明する「LAND(ランド)」です。
LANDは、ERC-721の非代替トークンです。LANDは、MANAとの取引のみ成立します。つまり、LANDはある意味、仮想空間の所有権としての機能を有していると言えるでしょう。
Decentralandの作る、仮想空間(メタバース)は、約9万の区画に分割されており、LANDで土地は証明されます。
また、仮想空間の区画は、大きさやテーマにバラつきがあり、将来的に展開したビジネス用途など、需要のある階層が分かれている構造です。
Decentralandが生んだ「新しい経済圏」
Decentralandは、仮想空間を活用したビジネス、新しい経済圏を誕生させました。
2021年現在、多くのユーザーは土地の売買、仮想空間を活用した広告、有料コンテンツなどを展開しています。
仮想通貨MANAを使って自らの店、コンテンツを作成し、従来のビジネスに近いようで、仮想空間で、従来のビジネスにはない新しい経済圏の今後に注目です。
また、従来の経済圏と違い、ユーザー主体で非常に民主的なとり決めが行われているのも、新しい仕組みと言えます。
Decentraland内で誕生したプロジェクトの多くは、ガバナンス(重要な決断)の権利を分散型自律組織(DAO)を採用し、MANA保有者によって運営方針などが決定されています。
参加者が方針を決める意味では、仮想通貨の元締めであるビットコインの理念に通じる、非中央集権の構造です。
仮想通貨Decentraland(MANA)の価格推移と今後
ここまで「仮想通貨Decentralandとは?」について、基本~最新の進捗をお届けしました。
次は、長期投資の対象として「Decentraland(MANA)の価格推移と今後」に注目してみましょう。
現在、Decentralandの発行するMANAは、最大手取引所Binance(バイナンス)にてMANA/USDTが市場の大半を占める取引量です。
MANA/USDTのチャートを見ると、2021年3月時点で、年始から11倍の価格まで急騰しています。
昨年末からビットコインが火付け役となり、仮想通貨市場全体は右肩上がりに推移していますが、MANAの11倍急騰は他の銘柄より大きい上昇です。
最も賢明な買い場としては、2020年の上場後の最安値になります。しかし、現状は明確に上昇トレンドを形成しており、4時間足など短期足でトレンドラインを活用した押し目買いが良いでしょう。
あるいは、中期的には一旦は利益確定の為、大きな下げも想定されますから、下がったタイミングで少しずつ長期投資を始めるのが魅力的です。
過去の下げと、現在の急騰を振り返ると、おおよそ3年周期でバブル傾向が見られます。
仮想通貨Decentraland(MANA)の購入方法
Decentraland(MANA)の基本情報と価格推移について解説しました。MANAは現在、国内取引所に未上場です。
したがって、最も手軽にMANAを購入するには「国内取引所からビットコインを、海外取引場に送金してMANAを購入する」といった手順を踏みます。
現金を海外口座へ送金するより、ビットコインの送金は非常に簡単です。
【手順①】国内取引所bitFlyerでビットコインを購入する
まずは、MANAを購入するための準備です。
国内取引所にて、MANAを購入するためのビットコイン(BTC)を購入します。
仮想通貨の取引経験がない場合は、国内でビットコイン取引高が最も多いbitFlyer(ビットフライヤー)が良いでしょう。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
取引高の多さから大口取引でもスピーディーにビットコインを購入可能です。
アカウントをお持ちでない方は以下のリンクからお申込み頂けます。
【手順②】国内取引所から海外取引所へビットコインを送金する
MANAを購入する為に準備したビットコインを、MANAが購入できる海外取引所に送る作業です。
前述した通り、海外銀行送金で資金を送る方法もありますが、目安着金まで1週間+3000円~5000円の手数料が発生します。
ビットコインであれば、着金まで1週間もかからず、リアルタイムで送金状況の確認もできます。
ちなみに、bitFlyerの送金手数料が安く、0.0004BTCです。
国内取引所にて海外取引所へのアドレスを入力し、ビットコインの送金を行います。海外の取引所を使った経験がない方は、最大手のBinanceがオススメです。
利息の運用ができる自社発行のアルトコインや、まだ値上がっていないマイナーな仮想通貨の取り扱いがあります。
MANAが上場する、Binanceのアカウントは以下のリンクから作成できますのでご活用ください。
【手順③】海外取引所でMANA/BTCを購入
あとは、海外取引所にてMANAを購入してみましょう。
MANA/BTCのペアなら、送金したビットコインを使ってそのままMANAを購入できます。
仮想通貨Decentraland(MANA) まとめ
今回は「【仮想通貨】Decentraland(MANA)とは?基本情報と購入方法」のテーマでした。
この記事をまとめると以下の通りです。
- Decentralandは、仮想空間の開発を目的とした仮想通貨プロジェクト
- Decentralandのプラットフォームで使われる仮想通貨がMANA(マナ)
- MANAは、仮想空間の土地売買やコンテンツ収益など通貨として機能している
Decentralandが想像した仮想空間は、本記事で触れた通り、新しい経済圏を誕生させました。従来の不動産売買に近い形で、仮想空間では土地が取引され、独自のビジネスまでユーザーが自由に行えます。MANAの上昇を見ると、投資家や企業からの需要も高いです。現時点では、やはり相性の良いゲーム会社のパートナーシップも噂されていますから、Decentralandの今後に大いに期待しましょう。
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