2022年に大化けするアルトコインはどれでしょうか?
2021年は、ビットコインを始め多くの仮想通貨が史上最高値を更新しました。
多くのメディアが、仮想通貨の急落で悲観している今から、有望なアルトコインを見つけておくのは賢い戦略でしょう。
本記事では「2022年に注目すべきアルトコイン」を10種類ご紹介します。
アルトコインとは?
アルトコインとは、そもそも「Alternative Coin(代替コイン)」からできた言葉です。
アルトコインと言葉が誕生した当初、ビットコインのブロッチェーンを元にした仮想通貨が多く派生しました。
あくまで、オリジナルはビットコインの考えから、ビットコインの代替コイン、ビットコイン以外のコインをアルトコインと呼びます。
独自性のあるアルトコイン
仮想通貨市場では、ビットコインが未だ圧倒的なシェアを有しています。
しかし、近年では「アルトコイン=ビットコインの代替」ではなく、「アルトコイン=独自性のある他の仮想通貨」といった認識が正解です。
なぜなら、イーサリアムを始め多くの仮想通貨が、NFTやDeFiなど独自の技術と、新しい市場を気づいたからです。
特に、2021年の仮想通貨市場は、分散型金融(DeFi)やNFT(非代替トークン)が仮想通貨市場を支えていました。
2022年で注目すべきアルトコイン10選
2017年、2021年とビットコインが大きく上がると共に、規格外の急騰劇で「億り人(おくりびと※1)」を誕生させてきたアルトコイン。
過去のビットコインバブルで、本家のビットコイン以上に、10倍、100倍とアルトコインは伸びています。
とは言え、本記事執筆時点で世界に存在するアルトコインは1500種類以上です。有望なアルトコインを探すのは非常に難しいと思います。
ここでは、日本でも安心して購入できる「2022年で注目すべきアルトコイン」を10種類ご紹介します。
(1) イーサリアム (Ethereum/ETH)
アルトコインの絶対王者と言えば、やはり「イーサリアム(ETH)」です。
ビットコインが、仮想通貨の中で最も多い取引量を占めていますが、イーサリアムが二番目の取引量を占めています。
イーサリアムのプラットフォームは、多くのアルトコインプロジェクトを支えているのも重要なポイントです。
2021年は、分散型取引所(DEX)や分散型金融(DeFi)が注目され、分散型プラットフォームの下支えとなるイーサリアムは、2021年だけでも約6.4倍の価格にまで急成長しました。
新しいトレンドのNFTやメタバースにおけるプラットフォームにもイーサリアムは使われています。
比較的、手堅い2022年のアルトコインとしてイーサリアムは確実に注目しておくべきです。
https://mastand.com/transaction/ethereum/
(2) リップル(Ripple/XRP)
アルトコインの中でも、イーサリアムの次に有名なのが「リップル(XRP)」です。
リップルもまた、明確な実需の後ろ盾があり、2022年も引き続き有望なアルトコインとして注目されるでしょう。
国際送金に使われるプラットフォームとして開発されたリップルは、現時点で実用段階にまで進んでいます。
日本国内においてもSBIホールディングス北尾会長を始め、業界著名人からの支持も厚いです。
また、仮想通貨市場の取引が盛んになると送金手段として実用的なリップルは重宝されます。
2022年も引き続き仮想通貨市場が注目されるなら、リップルも当然、注目のアルトコインにピックアップです。
(3) エンジンコイン (Enjincoin/ENJ)
エンジンコイン(ENJ)は、テレビでもビットコインバブルが初めて取り上げられた2017年に誕生したアルトコインです。
シンガポールの企業Enjinが開発するエンジンコインは、2022年も引き続き業界のトレンドになると予想される「NFT(非代替トークン)」と深く関係しています。
エンジンコインのプラットフォームでは、ゲーム内アイテムの売買も可能です。
仮想通貨取引所のコインチェックでは、NFTのマーケットも始まり、NFTとエンジンコインの交換もできます。
新しい芸術の形としても、NFTは注目されており、日本人のアーティストも話題に挙がるほどです。
業界のトレンドに乗る意味で、2022年注目のアルトコインとしてエンジンコインもピックアップしました。
(4) チェーンリンク (Chainlink/LINK)
チェーンリンク(LINK)の基本構想は、アルトコインのリップルに似ています。
国際送金に活用されるリップルと同じくチェーンリンクも国際送金が最初の活用シーンです。チェーリンクは、既に国際送金で実用できる事が証明されています。
2016年に、国際決済銀行(SWIFT)と提携し、チェーンリンクの実証試験を成功させています。
また、金融や分散型プラットフォームなど決済・送金システムとして様々な活用シーンの実現を目指している事から、リップルとの差別化も図っています。
もし、2022年に送金用の仮想通貨としてチェーンリンクが覇権を握れば、アルトコインの中で立ち位置が大きく変わるでしょう。
(5)ベーシックアテンショントークン (BAT/Basic attention token)
2022年は、今あなたが使っているブラウザが変わるかも知れません。
現代のウェブサイトでは、自動でユーザーの個人情報を元に広告が流れています。ベーシックアテンショントークンは、次世代ブラウザであるBraveで使われるアルトコインです。
Braveでは、広告の表示・非表示が自由に設定できる上、広告を見ると報酬としてベーシックアテンショントークンが手に入ります。
これまで、広告の掲載主や、企業だけが得られた報酬がユーザーにも還元される新しい仕組みです。
ちなみに、国内の仮想通貨取引所でbitFlyerがベーシックアテンショントークンの受け取れます。
(6)ビットコインキャッシュ (Bitcoin Cash/BCH)
ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコインから派生し誕生したアルトコインです。
ビットコインが送金に抱える問題を改善する目的から、ビットコインキャッシュは誕生しました。ビットコインが送金に抱える問題(スケーラビリティ)の様々な改善策のうち、ビットコインキャッシュは「ビックブロック」を実施しました。
一度に、記録・計算する情報の箱(ブロック)を大きくすることで、ビットコインキャッシュは根本的な構造を変えています。
ビットコインキャッシュは、構造変化を伴う、ビットコインからの分岐「ハードフォーク」によって誕生したアルトコインです。
圧倒的マイニングシェアを誇る企業や、仮想通貨業界の著名人が支持している事から、真のアルトコイン(代替コイン)として2022年も目が離せません.
https://mastand.com/transaction/bitcoincash/
(7)ポルカドット (Polkadot/DOT)
アルトコインの絶対王者、イーサリアムと置き換わる存在があるなら期待値は高そうです。
次期イーサリアムとして、仮想通貨業界で度々話題に挙がるのはポルカドット(DOT)。
ポルカドットには、イーサリアムのスマートコントラクトが抱える遅延問題を解決する独自技術「パラチェーン」などを実装しています。
イーサリアムの様に幅広い活用シーンを持ちながら、処理速度や運用コスト面で独自技術を取り入れた上位互換がポルカドットの特徴です。
2021年は、6.6倍にまで跳ね上がったポルカドット、は2022年も引き続き目が離せません。
(8)シンボル (Symbol/XYM)
2021年に待望のカタパルト実装でネム(XEM)から誕生した、アルトコインがシンボル(XYM)です。
決済処理能力が現行のクレジットカードと同等に進化し、ネムが元来から有する技術も引き継いでいるシンボルは、今後の伸びしろが非常に期待でいるアルトコインです。
2021年は、ネム保有者がシンボルを受け取り、年末には国内取引所ではZaif(ザイフ)やbitbank(ビットバンク)がいち早く取り扱いを開始しました。
今後も、取り扱いを本格的に始める取引所が国内外問わず、段階的に増えて行く事が予想されます。
シンボル自体も1XYM=1ドル未満と、かなり手頃な価格で始められるのも魅力です。2022年から少額資金でアルトコイン投資を始めるなら、シンボルは有力候補になるでしょう。
シンボル(XYM)が取引できるbitbank(ビットバンク)
(9)コスモス (Cosmos/ATOM)
海外の仮想通貨取引所で導入されるなど独自の技術が注目されているのがコスモス(ATOM)です。
例えば、コスモスの独自技術「Tendermint(テンダーミント)」は、ブロックチェーン上で起こりうる不正、ブロックチェーン以外の分散化ネットワークで発生するリスクを防止する役割を担っています。
また、仮想通貨業界で注目のDapps(ダップス)の開発を、より簡単にするなど実用的な機能が特徴です。
Tendermintの技術には、世界最大手の仮想通貨取引所Binanceも注目しています。
同社が開発した分散型取引所Binance DEXの独自チェーンにもTendermintが使われました。
業界の大手が実用性を評価しているコスモスは、2022年も引き続き要チェックです。
(10)ビットコイン (Bitcoin/BTC)
ビットコインは、アルトコインではありません。
しかし、アルトコインもとい2022年も仮想通貨で稼ぐために、ビットコインの存在も決して無視できません。
ビットコイン価格は、仮想通貨市場全体に影響し、全てのアルトコイン価格はビットコインと相関関係にあります。
仮想通貨市場の40%以上はビットコインによる取引です。
未来の通貨として受け入れられるには、まだ小規模な仮想通貨市場ですから、手堅く投資するならビットコインが理論上、アルトコイン投資よりビットコインといった意見もあります。
仮想通貨業界を牽引するビットコインは、アルトコイン投資をするなら一緒に注視しておくべきです。
ビットコインを取引するならbitFlyer(ビットフライヤー)
2022年はアルトコインが淘汰される?
「2022年はアルトコインが淘汰(とうた)される」といった話題を見る様になりました。
おそらく、この記事を読んでいる方の中には、「今からアルトコインで儲けるのは難しいのではないか」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
とは言え、アルトコイン不要論は、2017年から仮想通貨市場を見てきましたが、前からいわれていることです。
重要なのは、元祖であるビットコインがどういった役割をになっているかでしょう。
ビットコインは、実体がないにも関わらず、ブロックチェーン技術により整合性のとれた通貨としての機能をになっています。
しかし、他のアルトコインの昨日はどうでしょうか?ビットコインと同じ様に純粋な決済手段の機能だけでなく、金融、アプリケーション、メタバース、それぞれのユースケースを持っています。
根本的にビットコインとアルトコインでは、メインとなる戦場、活用される現場が異なるのです。
仮想通貨市場から資金が抜けるたびに、アルトコイン不要論は出ますが、再び世間が注目する度に、急成長を遂げている事実に目を向けるべきでしょう。
2022年でアルトコイン投資を成功させるコツ
- 国内の取引所を利用する
- 一つの銘柄だけに投資しない
- 取引所はできるだけ複数利用する
2022年の仮想通貨市場でアルトコイン投資を成功させるコツをご紹介します。
とは言え、2019、2020、2021とアルトコイン投資成功のコツは変わりません。
全ての投資にも通じる本質的なコツを解説します。
(1) 国内の取引所を利用する
2022年のアルトコイン投資においては、国内取引所の利用が必須になるかも知れません。
ビットコイン、アルトコインが急騰し、世間から注目されると出てくるのが規制の問題です。
もし、2017年~2019年のアルトコイン投資なら、わざわざ国内取引所の利用をおすすめまでしていなかったでしょう。
しかし、年々と仮想通貨に対する規制は増えてます。
現に、海外仮想通貨取引所でも日本居住者の利用停止も。
急に資金が引き出せなくなるリスクも踏まえると、2022年からのアルトコイン投資は国内取引所の利用が無難です。
(2) 1つの銘柄だけに投資しない
いわゆる基本テクニックである「分散投資(ぶんさんとうし)」は、アルトコイン投資に関しても有効です。
もちろん、数千円の少額資金で夢を見るなら、分散投資ではなくリスクを許容した一点集中の投資方法も間違いではありません。
しかし、1年単位で6倍の価格になる銘柄もあるため、リスクを分散させる分散投資が基本になるでしょう。
1つのアルトコインではなく、様々なアルトコインに投資をすることで、リスクを下げ、利益機会を増やせます。
(3) 取引所はできるだけ複数利用する
投資するアルトコインを複数にするだけでなく、利用する取引所も複数にしましょう。
なぜなら、複数の取引所を利用することで資金・資産の安全を守り、新規上場の仮想通貨のチャンスを逃さないからです。
例えば、過去の仮想通貨を振り返ると取引所のハッキング被害があります。
どんなに高度なセキュリティ体制でも絶対にハッキングやトラブルが起きない保証はありません。
複数の取引所に資金を分散させることで、万が一へのリスク対策となります。
また、同じ国内取引所でも取り扱っているアルトコインの種類はもちろん、上場する銘柄、タイミングも異なります。
新規上場のアルトコインは、期待から買われ、価格を大きく伸ばすことも珍しくありません。
2022年のアルトコイン まとめ
今回は「【2022年】今から仕込むアルトコイン!有望な銘柄を10種類ピックアップ」でお届けします。
ビットコイン価格は数年前と比べて、数倍以上の価格となり、かなり手を出しづらくなってしまいました。
しかし、アルトコインなら2022年からでも比較的手を出しやすい価格です。
ビットコインとは、用途の違う将来性のあるアルトコインに投資することで、他の投資では得られない利益を挙げられるかも知れません。
アルトコイン