8月9日 19時台には最高値1740万円台まで上昇
出典：Trading Viewビットコイン日本円チャート １時間足
まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済動向がどうなっているか、主な話題を拾ってみよう。
暗号資産・デジタル通貨・法定通貨の新しい動き
トランプ大統領の暗号資産401(k)計画に賛否両論
トランプ氏が401(k)プランにビットコインや暗号資産の投資を認める方針を表明したことで、業界からは賛否両論の反応が寄せられている。
支持者はこれを「金融の自由化と主流化への飛躍」と称賛する一方、懐疑派は「退職貯蓄者にとってリスクが高い」と警告している。選挙が迫る中、退職金口座における暗号資産の扱いは政治的な火種となりつつある。
出典：COINTELEGRAPH 1 Munite LETTER（2025年８月６日）
詐欺、混乱、そしてシンガポールの暗号資産規制強化
アジアの暗号資産業界は、間違った理由で加熱している。インドがコインベースの詐欺容疑者を逮捕したことから、シンガポールが顧客資金の混同規制を強化するまで、地域の規制当局は大きな動きを見せている。
市場混乱や国境を越えた執行措置を加えると、アジアの暗号資産関係者は全く新しい局面を迎えている。
出典：COINTELEGRAPH 1 Munite LETTER（2025年８月６日）
イーサリアムが2024年12月以来初めて4,000ドルを突破
ETHは、市場 楽観主義と上昇気流に乗る形で、2024年12月以来初めて4,000ドルの壁を突破した。トレーダーたちは、これがより大きな上昇の始まりなのか、単なる一時的な急騰なのかを議論している。
ネットワークのアップグレードとステーキングの利回りが影響を与える中、ETHの次の動きは、アルトコインシーズンの残りの動向を左右する可能性がある。
出典：COINTELEGRAPH 1 Munite LETTER（2025年８月６日）
トルネード・キャッシュの有罪判決が寒気を覚えるような懸念を招く
ロマン・ストーム氏に対する有罪判決は、単なる法的打撃に留まらない——暗号資産におけるプライバシーの転換点となる可能性を秘めている。批判者は、この事例が危険な先例を確立し、コード開発者と刑事責任の境界線を曖昧にしていると指摘する。
プライバシー擁護派やDeFi開発者にとって、この寒気効果はトルネード・キャッシュを遥かに超えて及ぶ可能性がある。
出典：COINTELEGRAPH 1 Munite LETTER（2025年８月６日）
De-AI？ ブロックチェーンがAIのブラックボックス問題に答える
AIが世界を席巻しているかもしれないが、誰がそれを監視しているのか？ ここにブロックチェーンが登場する——AIが切望する透明性の層として機能する。
オンチェーンであらゆる決定、調整、データセットを記録することで、「De-AI」はアルゴリズムの監査可能性、責任追及可能性、バイアス耐性を実現することを目指す。AIがロケットなら、ブロックチェーンはまさにフライトレコーダーかもしれない。
出典：COINTELEGRAPH 1 Munite LETTER（2025年８月６日）
中国当局、ブローカーにステーブルコインの推奨を停止するよう指示－関係筋が明かす
中国当局は、国内投資家におけるデジタル通貨への関心の高まりを抑制するため、大手地元ブローカーに対し、ステーブルコインを推奨するリサーチの公表を停止するよう求めた。関係筋が明らかにした。
同報告書によると、一部のシンクタンクも金融当局から、ステーブルコイン関連のセミナーを中止するよう指導を受けたという。
中国本土では暗号資産取引が禁止されているが、香港が５月にステーブルコイン法案を可決して以来、中国投資家からステーブルコインやデジタル資産に関する情報提供の要請が急増していると、証券会社の関係者が述べた。
出典：TIPP INSIGHTS（2025年８月８日）
暗号資産投資家が新たな規制措置に期待感を示す
トランプ大統領は昨日、401(k)プランやその他の従業員退職金プランにおける代替資産の活用を認めるための第一歩を踏み出した。木曜日の午後署名された大統領令は、労働省に対し、代替資産に関する受託者責任に関する指針を「再検討」するよう指示している。
これには不動産、プライベートエクイティ、暗号資産が含まれる。労働省はまた、証券取引委員会（SEC）を含む連邦機関と協力し、規制を評価し、どの変更が必要かを決定する任務も課せられている。
「忠実で規制された受託者が下した合理的な決定を争う過度の訴訟や、私の最初の任期以来発行された労働省の規制指針は、数百万のアメリカ人が代替資産への投資から利益を得る機会を阻害してきました」と、トランプ氏は木曜日の命令書に記した。
出典：Blockworks（2025年８月８日15:39）
イーサリアムのフサカアップグレードは延期される可能性あり
イーサリアムの次期主要アップグレードであるフサカは、依然として2025年11月のメインネットフォークを正式な目標として掲げているが、昨日の全コア開発者コンセンサス（ACDC）会議での予期せぬ介入により、コンセンサス・クライアントチームがリリース候補のカット前に４週間の追加期間を要望していることが明らかになった。
この要請は、ロデスターのマシュー・キールが現在の９月１日のリリース最終化期限が「過酷すぎる」と警告した際に浮上した。「私たちが議論してきたタイムラインは、基本的に４週間の追加期間です」と彼はグループに述べた。
提案された変更により、リリースカット日は９月初旬から月末に延期される。メインネットは依然として11月を目標としているが、その完全な影響は2026年初頭まで感じられないだろう。
PrysmのManu Nalepa氏は提案を支持し、「メインネットに近い段階でプライベート[mempools]に関するテストは極めて重要」と強調した。
「Prysmは不安定ブランチにマージするべき4,000行を超えるコードが残っています」と、Nalepa氏はライブチャットで同僚に書いた。
出典：Blockworks（2025年８月８日10:00）
ジョー・マッキャン氏率いるソラナ・トレジャリー・カンパニーのSPAC上場計画が中止に
ジョー・マッキャン氏率いるソラナ・トレジャリー・カンパニーをSPACを通じて上場させる計画が、事情に詳しい３人の関係者によると中止された。
デジタル資産トレジャリー・カンパニーの状況は依然流動的だと、１人の関係者は述べ、DATが別の道を探る可能性があると指摘した。現在の取引が破談になった理由は、直ちに明らかになっていない。
このニュースは、マッキャン氏のヘッジファンドであるアシンメトリックの限定パートナーが、Xに「ファンドは今年度でほぼ80%下落している」と投稿してから２週間後に発表された。
出典：Blockworks (2025年ん８月８日09:40）
ビットバンク、WebXサイドイベント『WebX2025 Tokyo Tower Summit – Bitbank & ETHTokyo』を開催
ビットバンク株式会社は、Ethereumの開発と普及を推進することを目的とした東京発のグローバルなハッカソンおよびカンファレンス「ETHTokyo」と共同で、CoinPostが主催するアジア最大規模のWeb3 カンファレンス「WebX」に合わせ、８月26日に東京タワー「 RED° TOKYO TOWER」にて『WebX2025 Tokyo Tower Summit – Bitbank & ETHTokyo』を開催する。
このイベントは、東京を代表するシンボルの東京タワー内にある日本最大級のデジタルアミューズメントパーク「RED° TOKYO TOWER」を一部貸し切り、パネルディスカッションやネットワーキングイベントを予定している。
パネルディスカッションでは、Web3業界の最前線で活躍する関係者を迎え、クリプトエコシステムの現状と今後の展望について議論する。また、パネルディスカッション終了後には、Web3 業界内の様々な関係者とのネットワーキングセッションを予定している。
イベントタイトル：WebX2025 Tokyo Tower Summit – Bitbank & ETHTokyo
日時：2025 年８月26日（火）18：30 〜 20：45
開催場所：東京タワー内「RED°TOKYO TOWER」５Ｆ
参加の方法：お申込みはこちらから。
このイベントは招待制。参加登録されたのち、参加承認の連絡を行う。
記事出典：ビットバンク株式会社（2025年８月８日18:00）
出典：PR TIMES
エルサルバドルのビットコイン銀行が間もなく登場：世界初のビットコインに特化した金融機関が計画中
エルサルバドルのビットコイン事務局は、ビットコイン銀行の展開計画を正式に発表し、同国の国家ビットコイン戦略の次段階を表明した。
この計画が実現すれば、ビットコインで完全に表記されたサービスに特化した世界初の銀行ネットワークが誕生することになる。
具体的なスケジュールや構造の詳細は未発表だが、このイニシアチブには、ビットコインと米ドルの両方で運営するプライベート投資銀行の提案が含まれており、預金、融資、支払いなどのサービスを提供する。
これらの銀行は5000万ドルの最低資本金を必要とし、デジタル資産運営に関する規制の緩和を受ける可能性がある。
ナイブ・ブケレ大統領のシニアアドバイザーであるマックス・カイザー氏は、この計画をビットコインの「止まらない」進展の一部と位置付け、伝統的な金融システムへの直接的な挑戦と表現した。
エルサルバドルのビットコイン保有量は6,262BTC（約７億3,000万ドル相当）に増加したが、国際通貨基金（IMF）の批判にもかかわらず、である。2025年２月以降新たなBTC購入は行われていないが、政府は長期的な暗号資産統合を推進し続けている。
金融監督当局の最近のコメントでは、同国の「購入」は新規購入ではなく内部移転だったと主張されている。この発表は、他の国々がエルサルバドルのモデルを研究し始めたタイミングで行われた。
報道によると、ボリビアは同様の道を模索しており、テザーのような暗号資産企業は既に本社を同国に移転している。業界関係者は、エルサルバドルでビットコイン銀行が定着すれば、世界的な採用を促進する可能性があると指摘している。
出典：AMB CRYPTO（2025年８月８日）
バイナンス、欧州の暗号資産規制強化を受けてBBVAと提携し保管サービス強化
バイナンスは、スペインの主要銀行BBVAと提携し、暗号資産トレーダー向けに場外保管サービスを提供。米国国債を証拠金担保として活用する。
この措置は、FTX事件後の信頼回復、カウンターパーティリスクの軽減、欧州のMiCA規制強化への対応を目的としている。
出典：AMB CRYPTO（2025年８月８日）
イーサリアム（ETH）の上昇、信頼の低下？ バイナンスの疑惑とクジラの動きが市場を揺るがす
クジラの売却とバイナンス関連の疑惑が、イーサリアムが4,000ドルの節目接近に伴い懸念を招いている。機関投資家の需要と暗号資産の資金流入は依然堅調だが、ヴィタリック・ブテリン氏は過剰なレバレッジのリスクを警告している。
出典：AMB CRYPTO（2025年８月８日）
暗号資産詐欺が暴露
オーストラリアで、暗号資産洗浄グループが現金輸送セキュリティ会社とクラシックカー販売店を利用して１億2300万ドルを洗浄し、スミュアリング、混同、偽の請求書を活用した後、収益を暗号資産に換金した。
詐欺師は、悪意のあるスマートコントラクトを隠蔽する偽の「イーサリアム取引ボッド」のYouTube動画を拡散している。このような詐欺は、既に無防備なユーザーから90万ドル以上を詐取している。
インドの54歳女性が、パートタイムの仕事詐欺に騙され、偽の暗号資産取引プラットフォームに誘導され、19万ドルを失った。
詐欺師は初期の利益を示して信頼を築き、その後、増加する残高を解放するための偽の「解凍手数料」を要求した。これは、暗号資産の装いをした古典的なソーシャルエンジニアリングの手口だ。
出典：AMB CRYPTO（2025年８月８日）
Ethereumが4, 000ドルを突破
金曜日の朝の取引では、XRPの販売をめぐるリップルとSECとの法廷闘争が終結したことを受けて、アルトコインが優勢となった。Ethereumは、暗号通貨市場全体の急騰の一環として、金曜日の朝、８カ月ぶりに4 000ドルを突破した。
上昇幅ではアルトコインがBitcoinを上回り、XLMとChainlinkなどの暗号通貨が大幅に上昇した。しかし、ニュースはXRPが優勢となった。暗号通貨の販売をめぐるリップルとSECとの法廷闘争が長期化した結末を迎えたためだ。
当然のことながら、このコインの「XRP軍団」は勝利を喜び、「この戦いからより大きく、より強くなった」と自慢し、価格を抑制してより多くのXRPをバッグに入れることを可能にした規制当局を皮肉たっぷりに祝福した。
出典：Decrypt DAILY DISPATCH（2025年８月８日）
伝統的な金融業界がイーサリアムを注視
ビットコインの価格変動に多くの注目が集まる中、スタンダードチャータード銀行のジェフ・ケンドリック氏は、スポット ETH ETF よりもイーサリアム財務会社の方が、より有利なリターンが見込めることを主張した。
その理由として、より優れたエクスポージャー、優れた純資産価値 (NAV) 倍率、およびステーキング報酬という追加の利点を挙げた。
彼が例として挙げたのは、NAVに近い価格で取引されながらETFよりも多様な優位性を提供するSharplink Gaming（SBET）である。
出典：BE(in)CRYPTO WEEKLY ROUNDUP（2025年８月８日）
トランプ大統領、暗号資産の銀行取引停止と退職金ポートフォリオに関する大統領令に署名
トランプ大統領は暗号資産支持の政策をさらに強化している。米国大統領は、重大な影響を及ぼす２つの大統領令に署名した。
まず、彼は「オペレーション・チョークポイント」方式の銀行取引停止を停止する措置を講じ、銀行に対し合法的な暗号資産事業へのアクセスを回復させ、規制当局がこれらを遮断するために利用してきた「評判リスク」の抜け穴を撤廃する。
次に、彼は401(k)年金口座をビットコイン、イーサリアムその他のデジタル資産に開放する措置を講じた。この措置は、市場に数十億ドルの長期資本を流入させる可能性がある。本質的に、米国は機関投資家の採用を阻む最大の障害の２つを撤廃している。
出典：BE(in)CRYPTO DAILY CRYPTO INSIGHTS（2025年８月８日）
クジラ・ウォッチ
またしても大口投資家による大規模なETH取引が観測された。Lookonchainの報告によると、謎のクジラが再び動き出し、新しいウォレットを作成し、FalconXから11,062 ETH（約4070万ドル）を買い集めた。
これは一過性のものではない。過去３日間で、同じプレイヤーは５つの新しいウォレットを作成し、FalconX、Galaxy Digital、BitGoから合計147,591ETH（５億4170万ドル）を蓄積している。
これは相当な蓄積量であり、その規模と速度から、機関投資家または資金力のあるプレイヤーが大きな動きを準備している可能性が高い。これらのウォレットがETHを取引所に送金し始めれば、ボラティリティが急上昇する可能性がある。
現時点では、確固たる買いのシグナルとなっている。
出典：BE(in)CRYPTO DAILY CRYPTO INSIGHTS（2025年８月８日）
トランプ大統領の暗号資産大統領時代を左右するコイン
トランプ氏が再任後、最初の動きの一つとして、ペイパルの元COOであるデビッド・サックス氏を暗号資産とAIに関する最高顧問に任命した。これaloneで方向転換が示された。
しかし、ワシントンD.C.に近い内部関係者は、暗号資産政策だけでなく、小売投資家が見逃している何かを静かに購入している。
ビットコインが15万ドルを目指す中、Weiss Ratingsの専門家フアン・ビジャベルデ氏は、グーグル、ビザ、ペイパルなどの大手企業から既に支援を受けている別のコインが、間もなく暗号資産の「第三の巨人」となる可能性があると指摘している。
出典：AMERICAN MARKET NEWS（2025年８月８日）
リップル、ステーブルコイン決済スタートアップのRailを２億ドルで買収
暗号資産企業リップルは、米国でステーブルコイン関連法案が成立したのを受け、ステーブルコイン決済プラットフォームのRailを２億ドルで買収する合意に達したと発表した。
2021年に設立され、ギャラクシー・デジタルの支援を受けるレールは、企業やフィンテック企業がステーブルコインを利用して国境を越えた送金を行い、より迅速な決済を可能にするサービスを提供している。
同社は2025年までに、全世界の企業間ステーブルコイン決済量の10％を支援すると推定している。Rail（旧社名：Layer2 Financial）は、今年ストリップが11億ドルで買収したステーブルコインスタートアップBridgeの競合企業だ。
Railの共同創業者兼CEOであるバヌ・コヒリ氏は、昨年10月にThe Informationに対し、支払い企業や暗号資産企業から買収の打診を受けたが、当時は売却する計画はなかったと述べた。
出典・The Information AM（2025年８月８日）
要人発言
ハンガリーの首相、トランプ・プーチン会談が実現すれば欧州が「無視される」と警告
ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相は「ロシアとアメリカの首脳会談が実現すれば、それは良いことだ。なぜなら、ついに平和が実現する可能性があるからだ。しかし、欧州はこれからは除外され、自大陸の安全保障問題の管理において無視されることになる」と述べた。
オルバン氏はさらに、「できるだけ早く」、ロシアとアメリカの会談の前か後かを問わず、戦争に関するロシア・欧州首脳会談を開催すべきだと述べた。
欧州連合（EU）の厳しい批判者であるオルバン氏は、そのような会談は欧州の機関の指導者によって主導されるべきではないと提案した。
出典：TIPP INSIGHTS（2025年８月８日）
政治・法律関連
ロシアの思惑
プーチン大統領は今週、トランプ政権に対し、ウクライナでの停戦に関する包括的な提案を提示した。ロシア大統領は、欧州とウクライナの当局者によると、キエフに対し東部ウクライナと呼ばれるドンバス地域を引き渡すよう要求した。
この提案を受け、トランプ政権はプーチン大統領との首脳会談の準備を開始したが、トランプ大統領と米特別代表スティーブ・ウィトコフ氏から今週説明を受けた欧州とウクライナの当局者は、ロシア指導部が新たな米制裁や関税を回避しつつ戦争を継続するため、この提案を策略として利用している可能性を懸念していると述べた。
出典：THE WALL STREET JOURNAL What’s News（2025年８月８日）
次期連邦準備制度理事会（FRB）議長候補の新たな候補者を検討中
トランプ政権は次期連邦準備制度理事会（FRB）議長候補の新たな候補者を検討中である。
政府高官によると、元セントルイス連邦準備銀行総裁のジェームズ・ブラード氏、およびジョージ・W・ブッシュ大統領の元経済顧問であるマーク・サマーリン氏が、約10人の候補者リストに追加された候補者の２人である。
トランプ大統領は昨日、顧問のスティーブン・ミラン氏が中央銀行理事会の短期的な空席を埋めることを発表した。
ジェローム・パウエル氏は、2026年５月に議長としての任期が終了する際に理事会を離れるかどうかについては言及していないため、トランプ大統領はパウエル氏の後任となる別の空席がない可能性がある。
これとは別に、トランプ大統領はビリー・ロング氏を IRS長官から解任する。同氏は今年、この職に就いた６番目の人物である。
出典：THE WALL STREET JOURNAL What’s News（2025年８月８日）
司法省がトランプ大統領を批判する議員を調査
司法省は、トランプ氏を最も厳しく批判する２人の民主党議員について調査を開始
この件に詳しい関係者によると、司法省は最近、ニューヨーク州司法長官のレティシア・ジェームズ氏に対する調査のための召喚状を発行した。
そのうちの１件は、彼女の事務所が、金銭的な利益のために資産を過小評価したとして、大統領とその事業を提訴し、大統領の権利を侵害したかどうかに関するものである。
ある関係者によると、司法省は、アダム・シフ氏とジェームズ氏に関する住宅ローン詐欺の疑惑についても調査を進めているとのことである。カリフォルニア州上院議員は、トランプ大統領の最初の任期中に、大統領の弾劾運動を主導した。
ジェームズ氏のスポークスマンは、同氏が訴訟を支持していると述べた。シフ氏の事務所は、コメントの要請に応じなかった。
出典：THE WALL STREET JOURNAL What’s News（2025年８月８日）
米国、北朝鮮の外交に関する発言を「興味深く」注視
米国務省東アジア太平洋局副次官代理のセス・ベイリー氏は、先週、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）総書記の妹、キム・ヨジョン氏の発言について、公開イベントでこのように述べた。
公表された声明の中で、キム氏は、米国との非核化交渉の再開は否定したが、新たな交渉アプローチの可能性は残しているようだった。彼女は、兄とドナルド・トランプ米大統領との関係は「悪くない」と付け加えた。
出典：TIPP INSIGHTS（2025年８月８日）
ドナルド・トランプ大統領の行動が BRICS を再び偉大にしている
欧米の批評家たちは、BRICSにはイデオロギーの一貫性や使命感はなく、単なる談話会にすぎない、と主張していた。しかし、欧米の圧力もあって、この国々のグループはますます結束力を強め、影響力を増している。
ドナルド・トランプ大統領は、BRICS諸国をますます緊密にし、共通の目的、すなわち、独自の貿易・金融システムを開発することでワシントンの経済的圧力に抵抗するという目的を与えている。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、その他のBRICS加盟国は、トランプ大統領が普遍的な関税、あるいは武力紛争によって、これらの国々を次々と滅ぼしてしまうことを恐れて、結束する理由がある。
米国大統領のおかげで、ブラジル国民はかつてないほど反米ナショナリズムで団結している。トランプ大統領は、50%の懲罰的な関税を課し、彼が友人であり同盟国であると考える極右の元大統領、ジャイール・ボルソナロ氏の裁判を主宰するブラジルの上級裁判官を制裁した。
トランプ大統領は、高関税が貿易ではなく、ブラジリアが「ブラジル元大統領の政治的迫害」と「法の支配の意図的な崩壊への貢献」を理由に課されたと認めている。
しかし、カナダやメキシコと異なり、ブラジルは米国市場への依存度がはるかに低く、輸出の12％しか占めていない。一方、ブラジルの輸出の28％は中国向けである。ボルソナロ氏は、2022年10月の選挙敗北後にクーデターを企てたとして起訴されている。
これは2021年１月６日の連邦議会議事堂襲撃事件と類似している。ワシントンの「法の支配の崩壊」という主張は、皮肉なことに、ブラジルでは法の支配が機能しているのに対し、米国ではそうではない点で二重に皮肉だ。
トランプ大統領は１月６日の事件で法的責任を問われていない。
出典：South China Morning Post（2025年８月８日21:30）
トランプ大統領の世界貿易攻撃がアメリカを裏切る理由
アメリカ大統領の関税への執着が大混乱を引き起こす中、世界貿易の仕組みへの無関心は、より壊滅的な結果をもたらすだけだ。
過去40年間、貿易政策オタクとして世界の貿易動向の重要性に情熱を注いできた私は、読者の貿易問題への関心が悲惨なほど低いことに気づかされ、非常に失望している。
貿易が国内総生産の359%を占める香港のような場所でさえ、貿易に生活を依存している人を含め、ほとんどの人にとって、このテーマは非常に退屈なものに見える。平時であれば、これは問題ではないかもしれない。
そのような時には、人々はより良い、より興味深いことをしたり、関心を持ったりしている。サービス貿易がしばしば「目に見えないものの貿易」と呼ばれるのは、何のためでもない。
しかし、2025年には、世界最大の経済大国の指導者が、過去80年間に世界の何十億人もの人々の生活を向上させてきた世界貿易システムの基礎に破壊的なボールを持っている。
世界貿易の仕組みに対する無関心と、それが支える無知は、壊滅的な結果をもたらす恐れがある。
出典：South Chinz Morning Post（2025年８月８日20:30）
経済・労働関連
中国が武装攻撃ロボットを披露
「彼らは多様な地形を移動し、最大100メートル離れた位置から精密攻撃を実行できる」。中国が未来へ全速力で突き進んでいることは周知の事実だ。
浮上式高速列車やロボットボクシング試合、宇宙空間のスーパーコンピュータネットワークなど、技術的驚異を開発している。しかし地政学的緊張が高まる中、中華人民共和国は技術的優位性を活かし、最先端の兵器技術の開発にも取り組んでいる。
中国国営放送局CCTVは最近、新開発の「ロボット狼」を装備した戦闘用ライフルを搭載したロボットが、模擬戦闘訓練で活動する短い動画シリーズを公開した。
中国人民解放軍（PLA）の兵士と共に活動する「戦闘準備完了」のロボットは、兵士たちが非致死性銃火器で交戦する中、丘陵地帯を協調して移動する様子が確認できる。PLAの兵士たちが飛来する弾丸を避けるため身を屈める中、ロボット狼は前進を続ける。
中国北方工業集団公司（NORINCO）が開発したこれらの狼型ロボットは、以前の発表によると、ロボット戦闘犬とは異なる特徴を持つとされている。機敏で軽量なロボット犬が偵察に特化しているのに対し、これらのロボット狼は戦闘用に特化している。
出典：FUTURISM（2025年８月８日12:09）
トランプ大統領が次の金融危機を引き起こす可能性
ドナルド・トランプ大統領は、次の金融危機を引き起こす準備に忙殺されている。木曜日、ホワイトハウスは、一般投資家が「プライベートマーケット」で資金を賭けることを認める大統領令を発令した。
その結果、金融システムの不透明でほとんど規制のない部分が、まもなく数兆ドルもの資金にアクセスできるようになり、より大規模で洗練された投資家が自らの誤った決定の結果から逃れるために、あなたのような人々がその代償を支払うことになるかもしれない。
プライベート・エクイティとプライベート・クレジットという２つの業界は、企業が業績を開示し、優遇投資家に対して優遇取引や内部情報を提供してはならない「公開」市場の外で存在するため、似たような名称が付けられている。
一方、プライベートエクイティとクレジットは比較的な秘密保持の下で運営されるため、伝統的に大学基金や労働組合の年金基金のような大規模で高度な投資家だけが投資してきた。
問題は、これらの機関投資家が、高い手数料と平凡なリターンに直面し、これらのスキームへの投資額の上限に近づいていることである。
そのため、プライベートエクイティとクレジット企業は新たな投資家が必要となり、これがトランプ大統領とあなたが登場する点だと、ブレンダン・バロウ氏は指摘している。
出典：The Slate（2025年８月８日）
トランプ政権は今年後半にファニーメイとフレディマックの株式を IPO で売却する準備を進めている
一部の関係者によると、この IPO により約300億ドルの資金が調達され、２社の住宅ローン大手企業の価値は合わせて約5,000億ドル以上に達するとの見方もある。２社が１社としてIPOを行うか、２ 社に分かれてIPOを行うかは、まだ議論の余地がある。
2008 年の金融危機の際に、政府はファニーメイとフレディマックを接収し、投資家を損失から保護するために連邦政府による保証に依存している。現在、店頭市場で取引されている両社の株価は、WSJ がIPO計画について報じた後、それぞれ約20%上昇した。
出典：THE WALL STREET JOURNAL What’s News（2025年８月８日）
このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は8月9日のビットコインの値動きを時系列（１時間足）に沿って説明したものである。
ビットコインの8月9日の値動き
| ビットコイン価格 | |
| 始値 | 17,247,092円 |
| 高値 | 17,409,700円 |
| 安値 | 17,140,535円 |
| 終値 | 17,278,200円 |
始値17,247,092円で寄りついた後、17,247,771円まで上昇したが、最安値17,140,535円まで下落した。その後、17,194,333円まで買い戻された。１時台には17,160,992円まで下落したが、17,195,632円まで買い戻されて上昇した。
３時台には17,281,797円まで上昇したが、17,189,871円まで下落した。その後、17,218,351円まで買い戻されて上昇し、４時台には17,249,600円まで上昇したが、17,207,008円まで押し戻されて下落した。
５時台には17,191,952円まで下落したが、17,278,544円まで買い戻されて上昇し、６時台には17,284,964円まで上昇したが、17,276,797円まで押し戻されて下落し、13時台には17,200,000円まで下落したが、17,210,197円まで買い戻されて上昇した。
14時台には17,275,300円まで上昇したが、17,236,599円まで押し戻されて下落し、15時台には17,208,736円まで下落したが、17,230,000円まで買い戻された。16時台には17,224,897円まで下落したが、17,242,100円まで買い戻されて上昇した。
19時台には最高値17,409,700円まで上昇したが、17,335,697円まで押し戻されて下落し、23時台には17,251,101円まで下落したが、買い戻されて、23時59分59秒には終値17,278,200円をつけ、８月９日の取引をひけた。
この日１日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、269,165円であった。
8月10日の価格予想及び、注目のイベント
ビットコイン価格予想：17,450,000円～17,000,000円
| 経済指標 | 時間 |
| 特筆すべきものは なし |
| 政治・経済イベント（日本） | 時間 |
| 特筆すべきものは なし |
| 政治・掲載イベント（課外） | 時間 |
| マレーシア・国会第２回審議（第4会期）（～28日）（クアラルンプール） | |
| ラトビア・Baltic Honeybadger 2025（リガ） | 09:00～18:00 |
| ベトナム・ETHVietnam 2025（ホーチミン） | 09:00～18:00 |
| 南アフリカ・Hedera Africa Web3 Hackathon 2025（～９月30日）（ヨハネスブルグ） | 09:00～18:00 |
| ナイジェリア・EthEnugu 2025（～16日）（エングー） | 09:00～18:00 |
| ベトナム・Vietnam Build Week 2025（ホーチミン） | 09:00～18:00 |
| 米・Rare Evo Blockchain Event 2025（ネバダ州ラスベガス） | 09:00～18:00 |
| 要人発言 | 時間 |
| 特筆すべきものはなし |
８月10日のビットコインは、始値17,278,200円で寄りついた後、17,250,000円まで下落したが、17,309,899円まで上昇した。その後、、17,281,015円まで押し戻されて下落し、４時台には17,220,000円まで下落したが、17,225,809円まで買い戻されて上昇した。
５時台には17,294,553円まで上昇したが、17,261,096円まで押し戻された。６時台には始値17,259,700円で寄りついた後、上昇している。
今日のポイント
８月９日のビットコインは、終値ベースで、５日間連続プラスの値動きとなった。19時台には最高値1740万円台まで上昇したが、その後は伸びを欠いて押し戻され、終値は1727万円台をつけ、取引をひけた。
ローソク足の動きを一目均衡表で見ると、ローソク足は雲に上からふれており、基準線の下を推移している。また、基準線を転換線が上から下へ突き抜けるデッドクロスを形成していることから、価格の下落を示唆しているといっていいかもしれない。
ただ、遅行スパンはローソク足の上に位置している。全体的には価格は下落トレンドに入りそうな感じなのだが、６時台になってローソク足は雲にふれていたのが、雲から離れて上にあることから、上昇トレンドにあるともいえる。
つまり、テクニカル分析的には価格は下落するかも知れないし、上昇するかもしれないという、どちらの判断もつきにくい相場状況となっている。
したがって、現時点（６時台）では1720万円台で推移しているが、今後、上昇すれば1740万円台、下落すれば1700万円台までの動きとなるだろう。
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