【ビットコイン価格ニュース】前日比（終値)－0.88％。価格は下落する確率が高いがそう大きな下落とはなりにくい

10月18日  13時台には最高値433万円台まで上昇

出典：Trading Viewビットコイン日本円チャート １時間足

まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済向がどうなっているか、主な話題を拾ってみよう。

暗号資産・デジタル通貨の新しい動き

なぜ仮想通貨とウォール街はスポットビットコインETFを切望しているのか

ビットコインに賭けたい投資家には、近いうちにさらに多くの選択肢が選べるようになるかもしれない。

ブラックロック、フィデリティ、インベスコなどの大手金融会社は、ビットコイン保有に直接結びついた米国の「スポット」上場投資信託の売却申請を提出し、グレイスケール・インベストメンツLLCは、ビットコイン信託をETFに転換する取り組みで8月29日の裁判所判決を勝ち取った。

過去には、米国証券取引委員会は、ボラティリティや操作の可能性に対する警戒を理由に、これらの商品を定期的に拒否してきました。 しかし、特にグレイスケール判決とブラックロックへの申請は、仮想通貨業界が優位に立っていることを示しているかもしれない。

7 兆米ドル規模の産業である ETF は、上場商品として知られる広範な商品群の一部ですが、群を抜いて最大かつ最も人気のあるカテゴリーであるため、人々はそれらすべてを指すのに「ETF」を頻繁に使用する。

仮想通貨ネイティブ企業とウォール街の大手金融機関は同様に、ビットコイン先物に投資する商品ではなく、実際にビットコインを保有する一種のETFを立ち上げようとしている。

先物担保ビットコインETFは2021年から米国の顧客が利用できるようになったが、SECはいわゆるスポットビットコインETFの申請を承認していない。

発行体と投資家は、米国の個人投資家や機関投資家も同様にスポットビットコインETFを利用できるようにすることを主張しており、これは仮想通貨業界への参加を大幅に広げる可能性があると考えられている。
出典：Bloomberg(2023年10月18日02:31)

FTX最新：SBFカレンダーにクリントン氏とホチョル氏の会談が掲載

FTXの元エンジニアリング部長ニシャド・シン氏は、火曜日のサム・バンクマン・フリード裁判で反対尋問に直面している。

月曜日の検察による取り調べに対し、シンさん（28）は、バンクマン・フリード氏から脅迫され、時には屈辱を受けたと述べた。同氏はまた、FTX共同創設者のバハマのペントハウスへの支出と政治献金についても詳述した。
出典：Bloomberg(2023年10月18日05:54)

クリプトバース：秋にイーサファンドが苦戦する中、冬がやってくる

弱い仮想通貨市場は秋にかけてぐらつく。そして冬が近づいている。

経済の低迷とウクライナと中東の戦争のさなか、投資家がリスクから逃げているこの時期に、米国が長年待望していたイーサを追跡する上場投資信託グループの立ち上げは、不況を示す新たな証拠となった。

CoinSharesのデータによると、イーサ先物契約へのエクスポージャーを提供する6つのETFが10月2日に発売され、最初の週の取引で1000万ドル弱を集めた。 データによると、イーサリアム製品全体では10月13日までの1週間に750万ドルの流出があった。
出典：REUTERS(2023年10月17日20:49)。書斎はこちらから。

バーゼル、銀行による仮想通貨開示を2025年1月から提案

世界の銀行規制当局は火曜日、投資家に全体像を明らかにすることで「市場規律」を支援するため、大手銀行が2025年1月から暗号資産保有状況を開示するための標準化フォーマットを提案した。

世界の主要金融センターの銀行規制当局で構成するバーゼル委員会は昨年12月、さまざまな種類の暗号資産をカバーするために銀行が保有すべき自己資本の額に関する新たな規則に合意した。

火曜日、彼らは保有株を投資家にどのように開示すべきかについての公開協議を開始した。
出典：REUTERS(2023年10月17日19:30)）。詳細はこちらから。

各国の経済指標を見る

アジア地域

第３四半期の中国の国内総生産は、前年同期比4.9％増

中国の第3四半期の国内総生産は、前年同期比4.9％増となり、市場コンセンサス（同4.4％増）を上回り、中国政府の持続的な刺激策が長引く不動産危機の影響を相殺し、今年は公式の年間目標約5％を達成できるとの期待が寄せられた。

第2四半期のGDPは、上海や他の主要都市が厳格な封鎖下にあった昨年に比べて、低水準となる中、同6.3％増となった。9月単月の小売売上高は、4カ月ぶりの大幅な伸びとなり、9カ月連続で増加した。

鉱工業生産の伸びは4月以来の高水準を維持した。一方、調査対象の失業率は22カ月連続で5％に低下し、一方で固定投資は2023年最初の9カ月間も増加を続けた。先に発表されたデータでは、輸出の減少ペースが鈍化していることが示されている。

今年の最初の 9 か月を考慮すると、国内総生産は5.2%増となった。昨年の国内総生産（ＧＤＰ）伸び率は３％で、公式目標の約5.5％には届かなかった。
出典：国家統計局（2023年10月18日11:00）

９月の中国の鉱工業生産性は前年同月比4.5％増

中国の9月の鉱工業生産性は、前年同月比4.5％増となり、4月以来の高水準を維持し、経済回復を後押しする最近の政策取り組みが急ピッチで進められている中、市場コンセンサス（同4.3％増）をわずかに上回った。

電気、熱、ガス、水の生産と供給（8月は3.5％対0.2％）の生産が加速したが、鉱業（1.5％対2.3％）と製造業（5.0％対5.4％）は鈍化した。

特定の産業に関しては、電気機械器具（11.5％）、化学原料および製品（13.4％）、鉄金属（9.9％）、自動車（9.0％）、鉄金属 (8.4%)、非鉄金属など、ほとんどの部門で生産が引き続き増加した。前月比では、0.4％増となり、年初からは4.0％増加した。
出典：国家統計局（2023年10月18日11:00）

９月の中国の小売売上高は前年同月比5.5％増

中国の9月の小売売上高は、前年同月比5.5％増となり、８月（同4.6％増）を上回り、市場コンセンサス（同4.9％増）を上回った。

これは5月以来最大の貿易ペースの増加で、主に衣料品、靴、帽子、繊維製品（8月は9.9％対4.5％）、金、銀、宝飾品（7.7％対7.2％）の売上高の急速な増加が後押しした。

石油製品（8.9% vs 6.0%）、自動車（2.8% vs 1.1%）、穀物、石油および食品（8.3% vs 4.5%）、タバコおよびアルコール（23.1% vs 4.3%）。

一方、家具（0.5％対4.8％）、通信機器（0.4％対8.5％）、化粧品（1.6％対9.7％）、パーソナルケア（0.7％対1.5％）の売上は引き続き増加した。

さらに、家電製品（－2.2% vs －2.9%）、事務用品（－2.3% vs－8.4%）、建築資材（－8.2% vs－11.4%）の売上の減少幅は小さくなった。今年の最初の9か月間、小売業は6.8%増加した。
出典：国家統計局（2023年10月18日11:00）

９月の中国の失業率は5.0％

中国の調査による９月の都市部失業率は、8月（5.2％）から鈍化して5.0％となった。これは2021年11月以来最も低い失業率となった。調査による地元戸籍人口の失業率は5.1％、非地元戸籍人口の失業率は4.9％で、このうち非地元戸籍人口の割合は4.9％だった。

戸籍登録率は4.7％だった。31の大都市や町の失業率は9月に5.2％と、8月の5.3％から少しずつ低下した。 全国の企業の従業員の週平均労働時間は、48.7時間から48.8時間に若干増加した。

一方、地方の出稼ぎ労働者の総数は前年比2.8％増の1億8774万人となった。今年の最初の 3 四半期の失業率は5.3%であった。政府は2023年に向けて、都市部で約1200万人の新たな雇用を創出することを目標に、失業率を約5.5％とする目標を設定している。
出典：国家統計局（2023年10月18日11:00）

ヨーロッパ地域

９月のイギリスの消費者物価上昇率は前年同月比6.7％増

イギリスの９月の消費者物価上昇率は、前年度月比6.7％増となり、8月（同6.7％増）と一致し、市場コンセンサス（同6.6％増）を上回った。

食品および非アルコール飲料（8月は12.1%対13.6%）および家具および家庭用品（3.7%対5.1%）の価格上昇は緩やかだったが、2018年のエネルギーコストの小幅な下落（-0.2%対-3.2%）によって相殺された。

さらに、エネルギーや食料など変動の激しい項目を除いたコアインフレ率は同6.1％増となり、１月以来の低水準となったが、予想の同６％増を若干上回った。

これらの数字は、いずれもイングランド銀行の目標である２％を大幅に上回っており、国内のインフレ圧力の高まりをさらに強調しており、次回会合で金利を据え置くと予想される政策当局者の課題はさらに複雑になっている。

前月比では、0.5％増となり、５月以来の大幅な上昇となった。
出典：国家統計局（2023年10月18日15:00）

９月のユーロ圏の消費者物価上昇率は前年同月比4.3％増

ユーロ圏の9月の消費者物価上昇率は、前年同月比4.3％増となり、サービス価格の上昇ペースが鈍化したため（8月は4.7％対5.5％）、8月（同5.2％増）から鈍化し、2021年10月以来の低水準となった。

非エネルギー工業製品（4.1%対4.7%）、食品、アルコール、タバコ（8.8%対9.7%）。 一方、エネルギーコストはさらに低下した(－4.6%対－3.3%)。

変動の激しい食品とエネルギー価格を除いたコアインフレ率は、4.5％増となり、2022年8月以来の最低水準となった。ユーロ圏最大の経済大国の中で、ドイツと（4.3％対6.4％）とオランダ（－0.3%v3.4%）は低下したが、フランス（5.7%）では変化がなかった。

しかし、イタリアとスペインでは、インフレ率がそれぞれ5.5％と2.4％から5.6％と3.3％に加速した。
出典：ユーロスタット（2023年10月18日18:00）

アフリカ地域

９月の南アフリカの消費者物価上昇率は前年同月比5.4％増

南アフリカの９月の消費者物価上昇率は、前年同月比5.4％増となり、2か月連続で加速し、8月（同4.8％増）を上回り、市場コンセンサス（同5.3％増）をわずかに上回った。南アフリカ準備銀行（SARB）の目標範囲である3～6％の範囲内に余裕を保った。

主な上昇圧力は食品と非アルコール飲料の価格（8月は8.1％対8％）と交通機関（4.2％対－0.8％）であり、そのうち燃料（1.5％対－11.7％）であった。

さらに、住宅価格と公共料金は、主に電気料金とその他の燃料料金（15.1%）および水道料金（7.9%）の大幅な値上げにより、8月のレートと一致して5.5%の上昇にとどまった。

食品、非アルコール飲料、燃料、エネルギーの価格を除いたコアインフレ率は、同4.5％増となり、８月（同4.8％増）を下回り、市場コンセンサス（同4.7％増）も下回った。 前月比では、8月（0.3%増）を上回り、0.6%増となり、市場コンセンサスと一致した。
出典：統計局（2023年10がｔ18日17:00）

北米地域

９月のアメリカの建築許可件数は前月比4.4％減

アメリカの９月の建築許可件数（季節調整済み）は、前月比4.4％減の147万3000件となり、8月の10カ月ぶり高値の154万1000件からは減少したが、市場コンセンサスの145万件を上回った。

住宅ローン金利が数年ぶりの高水準に上昇したことが住宅需要に影響を与えている一方、市場で継続している住宅不足が影響した。特に、不安定な複数セグメントの認可件数は14.3％減の50万8000件と、2020年10月以来の低水準となった。

その一方で、一戸建て認可件数は1.8％増の96万5000件と、16カ月ぶりの高水準となった。 南部（2.0%減の82万件）、西部（4.8%減の35万8000件）、中西部（9.1%減の18万9000件）、北東部（11.7%減の18万9000件）で許可件数が減少した。
出典：国勢調査局（2023年10月18日21:30）

９月のアメリカの住宅着工件数は前月比7.0％増

アメリカの9月の住宅着工件数は、前月比7%増の136万戸（季節調整済み）となった。８月（3年ぶりの低水準の127万戸）から回復したが、市場ｋんせんさすは下回った。

一戸建て住宅の着工戸数は同期間に3.2％増加し、96万3000戸となり、5戸以上の建物の着工戸数は17.1％増の38万3000戸となった。

最も急激な増加が見られたのは、中西部(35.3%から20万3000戸)、南部(6.5%から77万2000戸)、西部(5.6%から30万戸)であった。一方、北東部では総着工数が大幅に減少した（24.5%減の8万3000戸）。
出典：国勢調査局（2023年10月18日21:30）

９月のカナダの住宅着工件数は前月比8.0％増

カナダ住宅ローン公社によると、9月の住宅着工戸数は、前月比8.0％増の27万466戸となり、市場コンセンサス（24万戸）を上回った。

都市部の着工総数は9.0%増の25万766戸となり、都市部の複数ユニットの着工戸数は10%増の20万7689戸となり、都市部の一戸建て着工戸数は3%増の４万3077戸となった。農村部の着工件数は１万9700戸となった。
出典：カナダ住宅ローン公社（2023年10月18日21:15）

南米地域

８月のブラジルの小売売上高は前月比0.2％減

ブラジルの８月の小売売上高は、7月（前月比0.7％増）から鈍化して、同0.2％減となり、市場コンセンサス（同0.7％減）は上回った。売上高は主に個人用および家庭用の記事で減少した（-4.8%）。

書籍、新聞、雑誌、文房具 (－3.2%)、家具および家電製品 (－2.2%)、布地、衣類、履物 (－0.4%)が減少した。一方で、ハイパーマーケット、スーパーマーケット、食品、飲料、タバコの売上高は増加した（0.9%）。

燃料および潤滑油 (0.9%); オフィス、コンピュータ、通信機器および消耗品 (0.2%); 医薬品、医療、整形外科、香料製品 (0.1%)も増加した。前年同月比では、2.3%増となり、７月（2.4%増）を下回ったが、市場コンセンサス（1.2%増）を大幅に上回った。
出典：ブラジル地理統計院（2023年10月18日21:00）

要人発言

（オーストリア国立銀行総裁）中東が原油価格高騰のリスクを高めていると発言

タニア紙によると、欧州中央銀行理事会のメンバーで、オーストリア国立銀行総裁のロバート・ホルツマン氏は、イスラエル・ハマス戦争は原油価格を高騰させ、ひいてはインフレを促し、成長を圧迫するリスクがあると述べた。
出典：Bloomberg(2023年10月18日15:22)

（オーストラリア準備銀行総裁）インフレ抑制の難しさを強調

オーストラリア準備銀行総裁のミシェル・ブロック氏は、サービス価格の高止まりからイスラエル・ハマス戦争を含む度重なる世界的ショックに至るまで、インフレ率を目標に戻すには一連の障害があると指摘した。

総裁は水曜、シドニーの暖炉のそばでの談話で「インフレを抑えるのが難しいことを示唆することがいくつかある」と述べ、持ち帰り専門店から美容院に至るまで、あらゆるものにおける価格圧力を指摘した。
出典：Bloomberg(2023年10月18日08:57)

（リッチモンド地区連邦準備銀行総裁）FRBにはインフレを抑制するためにさらなる措置が必要かどうか検討する時間はあると語る

アメリカのリッチモンド地区連邦準備銀行総裁のトーマス・バーキン氏は、政策当局者らには金利を安定的に維持できるのか、あるいはインフレ率を政策当局者の目標である2％に引き上げるには、さらに金利を引き上げる必要があるのかを検討する「時間がある」と述べた。

バーキン氏は火曜日に、ワシントンで開催される不動産円卓会議での発言に備え、「需要が落ち着きつつあることと、あらゆる弱さがインフレに影響していることの両方について、私はまだ確信を求めているところだ」と述べた。
出典：Bloomberg(2023年10月18日01:26)

政治・経済・産業・金融・技術

習氏とプーチン氏、アメリカ主導の世界秩序へのアンチテーゼとして一帯一路を

習近平は、自らの署名である一帯一路構想を、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が直接支持した世界経済協力のビジョンである米国主導の世界秩序に対する抜本的な代替案として描いた。

中国による世界的なインフラ推進10周年を記念した水曜日の北京での演説で、習主席は一方的な制裁、地政学的な対立、ブロック政治を批判した。

同氏は特定の国を特定しなかったが、この発言は近年の米国の対中政策への明確な言及であり、米国政府はリスク回避と特徴付けているが、中国政府は台頭する中国の力を阻止する取り組みとみている。
出典：Bloomberg(2023年10月18日15:14)

消費支出の改善に伴い、中国の成長は予測を上回る

人々がレストランやアルコールから自動車に至るまであらゆるものへの支出を増やしたため、中国経済は前四半期に勢いを増し、不動産危機による足かせを相殺し、中国政府の年間成長目標も十分に達成できるところまで近づいた。

9月までの3カ月間の国内総生産（GDP）は前年同期比4.9％増、前四半期比1.3％増と、政府の景気刺激策が根付いてきたように見え、エコノミストの予想をはるかに上回った。

先月の小売売上高の大幅な伸びがこの数字を押し上げ、5月以来最大の伸びを記録した。失業率は約２年ぶりの低水準となった。
出典：Bloomberg(2023年10月18日13:33)

ブラジルは誰もが避けたい移民危機に直面している

アメリカ大陸全土で政府は軍隊を派遣し、かつては裕福だった石油国家から770万人のベネズエラ人が流出する事態を食い止めようと防壁を築いている。ブラジルでは新参者を両手を広げて歓迎している。

ベネズエラ北部の国境を越えるベネズエラ人移民は、書類手続きやビザの手続きを待つ当局者らに出迎えられる。仕事を提供する民間のリクルーターだ。

そうすることで、ブラジルは移民を経済に引き込み、自国民が望んでいない過酷な仕事の多くを埋め、農産物の輸出機械を動かしている。

政府は、2018年以降ベネズエラに来たベネズエラ人の約4分の1に相当する11万4000人以上（月に2000人近く）を、主にアグリビジネスの歴史的中心地である裕福な南部に移住させた。

新規参入者たちは、世界最大の食肉加工会社など重要な分野で仕事に就いたり、仕事を探している間受け入れてくれるスポンサーや保護施設とつながったりしている。

すでに牛肉と鶏肉の最大の輸出国であるブラジルが、世界の食肉処理国としての地位を固めようとしている中、これはブラジルのアグリビジネスの繁栄を支援している。
出典：Bloomberg(2023年10月18日)

ワイルドボンド

長期国債市場では不安定な状況が続いており、2020年3月のパンデミック時代のパニック最盛期以来、30年債利回りの混乱レベルは最高となっている。トレーダーの焦点は、地政学的リスクの高まりと、長期金利の間で急速に移り変わっている。

差し迫った供給過剰、財政赤字への懸念、連邦準備理事会の利上げサイクルが経済を景気後退に導くとの期待。それにもかかわらず、JPモルガンの首席グローバル市場ストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は、投資家に債券の割り当てを増やすよう勧めている。

同氏は今週初めのメモで、「債券が底を打ったかどうかは依然不透明だが、地政学的リスク、割安なバリュエーション、それほど顕著ではないポジショニングを考慮し、国債配分に１％を追加する」と述べた。
出典：Bloomberg Five Things to Start Your Day(2023年10月18日)

社会・環境

他の人が鈍化すると見ているにもかかわらず、最も稼ぐアメリカの男性は35歳以降の賃金上昇を実感している

アメリカの男性労働者の大半は35歳までに賃金上昇の大半を経験する一方、高所得者はその後も賃金上昇が続き、年齢とともに賃金格差が拡大していることが、セントルイス地区準備銀行のエコノミストの調査で明らかになった。

これは、経済政策顧問セルダール・オズカン氏の新しいブログ投稿によると、同氏は内国歳入庁の納税フォームからデータを入手して、25歳から55歳までの男性の賃金を追跡し、労働者を同じ大きさの50のグループにランク付けした。

女性の収入履歴を途切れることなく入手するのは難しいため、この調査は男性に焦点を当てた。
出典：Bloomberg(2023年10月17日03:12)

訪日観光客の支出がパンデミック前の水準を上回る

円安が消費力を高め、景気回復に必要な刺激を与えたため、訪日外国人旅行者の支出は9月にパンデミック前の水準を上回った。

観光庁が水曜日に発表したところによると、7～9月期の観光客による支出額は1兆3900億円（92億米ドル）となり、パンデミック前の2019年の同時期と比べて17.7％増加した。

日本政府観光局の別の報告書によると、9月の訪日外国人旅行者数はパンデミック前の水準の96％以上に回復した。
出典：Bloomberg(2023年10月18日15:47)

東京株式市場

日経平均株価は前日比１円96銭高

10月18日、東京株式市場の日経平均株価は、対前日比１円96銭高の３万2042円25銭で取引を引けた。

プライム市場の売買高概算は12億6170万株、売買代金概算は３兆3556億円。値上がりした銘柄数は1184銘柄、値下がりした銘柄数は582銘柄、株価が変わらなかった銘柄数は70銘柄であった。
出典：MINKABU(2023年10月18日15:47)

ニューヨーク株式市場

10月18日、ニューヨーク株式市場は、ダウ工業株30種平均株価は33,960米ドル25セント、S&P500総合4,357.35ポイント、ナスダック総合13,439.68ポイントで、それぞれの取引が始まった。

終値は、ダウ工業株30種平均株価は33,665米ドル08セント、S&P500総合4,314.60ポイント、ナスダック総合13,314.30ポイントで、それぞれの取引を引けた。

このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は、10月18日のビットコインの値動きを時系列（１時間足）に沿って説明したものである。

ビットコインの10月18日の値動き

始値4,263,812円で寄りついた後上昇し、１時台には4,285,898円まで上昇したが、4,282,466円まで押し戻されて下落し、３時台には4,245,159円まで下落したが、4,251,000円まで買い戻されて上昇した。

５時台には4,282,998円まで上昇したが、4,265,727円まで押し戻された。６時台には4,280,000円まで上昇したが、4,272,106円まで押し戻されて下落し、10時台には4,245,576円まで下落したが、4,252,299円まで買い戻されて上昇した。

13時台には最高値4,339,000円まで上昇したが、4,298,946円まで押し戻された。14時台には4,320,000円まで上昇したが、4,297,334円まで押し戻されて下落し、19時台には4,239,000円まで下落したが、4,264,747円まで上昇した。

その後、4,254,574円まで押し戻されて下落し、23時台には最安値4,216,603円まで下落したが、買い戻されて、23時59文59秒には終値4,226,172円をつけ、10月18日の取引を引けた。

この日一日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、122,397円であった。

10月19日の価格予想及び、注目のイベント

10月19日のビットコインは、始値4,225,803円で寄りついた後、4,219,350円まで下落したが、4,234,094円まで買い戻されて上昇し、２時台には4,259,426円まで上昇したが、4,245,435円まで押し戻されて下落した。

５時台には4,228,665円まで下落したが、4,239,082円まで買い戻された。６時台には始値4,238,777円で寄りついた後、下落している。

今日のポイント
10月18日のビットコインは前日比（終値）でマイナスの値動きとなった。13時台には最高値433万円台まで上昇したが、その後は伸びを欠いて押し戻され、終値は422万円台をつけ、取引を引けた。

ローソク足の動きを地目均衡表で見ると、ローソク足は上から雲の中に突入しており、基準線はやや右肩下がりだが、転換線は基準線よりも急な右肩さがりとんっている。また、雲を形成している先行スパンは、先行スパン１雲の上部を形成している。

さらに、遅行スパンはローソク足の下に位置している。これらのことから類推するに、価格は下落する可能性が高いが、かといってそう大きな下落とはならないだろう。

ボリンジャーｂんどを見ておこう。ボリンジャーバンドのバンドは拡大傾向にあり、ローソク足は－１σと－２σの間を推移しているが、－３σに近づきつつある。したがって、当面は価格は下落する確立が高いといっていいかもしれない。

▼ビットコインの特徴や今後の動向について詳しく知りたい方はこちら
ビットコイン(BTC/Bitcoin)とは？特徴と今後の将来性・価格予想

この記事のライター

Tsuji Hideo

フリージャーナリスト。出版社勤務後、１９８４年４月からフリー転向。以降、月刊宝石や「ダカーポ」などに原稿を執筆。月刊誌の取材・執筆活動のほか、単行本の執筆や編集等を行う。著書に『サイエンススクランブル』『我らチェルノブイリの虜囚』（いずれも共著）がある。２００７年１１月から２０１６年１月まで日本で唯一の外国為替証拠金取引（ＦＸ）の専門誌月刊「ＦＸ攻略．ｃｏｍ」の初代編集長を務める。ＦＸポータルサイト「エムトレ」アドバイザー歴任。