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手術支援ロボットのインテュイティブ・サージカル(ISRG)は、17日の市場取引後にウォール街の予想を全面的に上回る第3四半期決算を発表したことを受け、時間外取引で株価は6%上昇しました。
カリフォルニア州に本拠を置く同社は、アナリストのコンセンサス予想1.64ドルを上回る1.84ドルの1株当たり利益(EPS)を報告しました。また、売上高は20億4,000万ドルとなり、アナリスト予想の20億1,000万ドルを上回りました。
経営陣は、この好業績を手術支援ロボットの販売増加によるものとしています。低侵襲手術システム「ダ・ヴィンチ」を製造する同社は、第3四半期にダ・ヴィンチを使用した医療処置の件数が世界全体で前年同期比18%増加したと発表しました。
インテュイティブ・サージカルの機器に対する繰延需要
同社経営陣は決算発表で、新型コロナウイルスのパンデミックで多くの非緊急の手術が保留となっていましたが、その後同社の手術機器に対する繰延需要が反映されつつあり、恩恵を受けていると述べました。
第3四半期には、アジア地域でのダ・ヴィンチ手術システムの販売が特に好調でした。また、最新型のダ・ヴィンチ5システムは、最近、韓国でいくつかの外科手術での使用が認可されました。同社の株価は2024年の年初来から40%上昇しています。
インテュイティブ・サージカル株は「買い」か?
TipRanksによれば、インテュイティブ・サージカル株のコンセンサス評価は「強気買い」です。これは、過去3カ月間のアナリストレーティングの「買い」15人、「中立」5人に基づきます。平均目標株価の513.84ドルは、今後12カ月で8.47%の上値余地を示唆しています。
本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、ISRG Earnings: Intuitive Surgical’s Financial Results Beat Estimatesの原文翻訳を中心にまとめています。
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