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ストーリーハイライト
アップル(AAPL)の世界中のファンは、新型iPhone 16の発表が予定されている9月9日を心待ちにしています。同社は、今回はAI(人工知能)が重要な役割を果たすので、主力製品の最新バージョンが新たな成長サイクルの始動となることを期待しています。
ティグレス・ファイナンシャルの5つ星アナリストで、株式プロフェッショナルの上位3%にランクづけされているIvan Feinseth氏によると、成長は確かに目前に迫っています。
「iPhone 16は、新たなグレードアップサイクルを大きく前進」
「アップルインテリジェンスを搭載した新型iPhone 16は、新たなアップグレードサイクルを大きく推進するでしょう」とFeinseth氏は述べています。「新製品とサービス全体にわたるアップルインテリジェンスの統合は、新製品の売上高とサービス売上高の両方を大幅に伸ばすでしょう」
アップルインテリジェンスが「アップルユーザーとテクノロジーの関わり方を変える」
AI機械学習への投資と革新の歴史を背景に、Feinseth氏はアップルインテリジェンスが「アップルユーザーとテクノロジーの関わり方を変える」と考えています。アップルインテリジェンスは、より自然でパーソナライズされた実用的なSiriとともに、ライティングツール、画像編集機能、通知の要約や優先順位付けをサポートする高度な機能を提供します。
アップルのポジショニングを考慮すると、AIの「驚異的な可能性」と、顧客の生活を向上させる能力は、同社にとって非常に有益なものとなるとみられます。さらに、その潜在能力を最大限に引き出すため、同社はAIテクノロジーへの多額の投資を継続していく予定です。
ウェアラブルデバイスなどの大幅なアップグレードも予想
なお、モデルチェンジが行われるのはiPhoneだけではありません。9月9日の発表イベントでは、ウェアラブルデバイスの大幅なアップグレードが予定されています。アップルウォッチのシリーズ Xモデルは、よりスリムで大型のディスプレイが搭載されると予想されています。
また、アップルはイヤホンAirPodsのラインナップも一新し、低価格帯と中価格帯の新しいバージョンを発表する予定です。注目すべきは、中価格帯のAirPodsに初めてノイズキャンセリング機能が搭載される予定であること、そしてエントリーレベルのモデルが2019年以来初めてアップデートされる予定であることです。
AI統合は「収益性の高い」サービス事業にプラスの影響
Feinseth氏によれば、この「幅広い製品アップグレードサイクル」は成長を促進し、また、アップルインテリジェンスの統合は「収益性の高い」サービス事業にプラスの影響を与えるとみられます。
したがって、Feinseth氏はアップル株を「強気買い」と評価し、目標株価を245ドルから295ドルに引き上げました。この目標株価は、今後12カ月で28%の上値余地を示唆しています。
ウォール街の見方は?
ウォール街の広範な見解については、TipRanksによれば、アップル株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が24人、「中立」が9人、「売り」が1人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。平均目標株価の249ドルは、今後12カ月で8%の上値余地を示唆しています。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Should You Buy Apple Stock Before September 9? Here’s What Ivan Feinseth Expectsの原文翻訳を中心にまとめています。
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