米国株

トップ・ヘッジファンド・マネージャーが選好するテック株3銘柄

ストーリーハイライト

TipRanksのTop Hedge Fund Managersツールでは、一流の金融プロフェッショナルの投資ポートフォリオを追跡できます。今回は、サンコースト・エクイティ・マネジメントのトップ・ヘッジファンド・マネージャー、ドナルド・R・ジョウディ氏の3つのトップピック、マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)、エヌビディア(NASDAQ:NVDA)、インテュイット(NASDAQ:INTU)に注目しました。

ジョウディ氏は、TipRanksが評価した487人のヘッジファンド・マネージャー・ランキングで9位です。特筆すべきは彼の実績であり、2016年1月からの累積リターンは256.02%、過去12カ月の平均リターンは28.05%です。

ジョウディ氏の主要なストックピックに関するウォール街の見解などを探ってみます。

マイクロソフトは「買い」か?

マイクロソフトは、ウィンドウズ・オペレーティング・システムやAzureクラウド・コンピューティング・サービスなどのソフトウェア製品で知られる多国籍テクノロジー企業です。マイクロソフト株はジョウディ氏のポートフォリオの9.02%を占めています。

マイクロソフトの強みは、ソフトウェア開発市場における強力なプレゼンスです。さらに、クラウド・コンピューティングとゲーム部門の拡大とともに、AI(人工知能)関連投資が同社の成長をさらに押し上げる可能性があります。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、マイクロソフト株のコンセンサス評価は「強気買い」です。これは、過去3カ月間のアナリストレーティングの「買い」32人、「中立」1人に基づきます。平均目標株価の500.55ドルは、今後12カ月で8.63%の上値余地を示唆しています。株価は年初来で23%上昇しています。

エヌビディアは「買い」か?

エヌビディアは、AI関連で使われる画像処理半導体(GPU)、チップセット、関連マルチメディア・ソフトウェアを製造しています。同社株は現在、ジョウディ氏のポートフォリオの6.08%を占めています。

GPU市場におけるエヌビディアの圧倒的な地位は、今後も成長を支える可能性があります。さらに、同社の強固なキャッシュポジションは、新製品の発売を通じてAI競争をリードするための継続的な取り組みを下支えするとみられます。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、エヌビディア株の過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が38人、「中立」が3人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価の135.81ドルは、今後12カ月で5.87%の上値余地を示唆しています。株価は年初来で159.1%上昇しています。

インテュイットは今買うべき銘柄か?

インテュイットは、中小企業や個人の財務管理のための会計ソリューションを提供する金融ソフトウェア会社です。インテュイット株は現在、ジョウディ氏のポートフォリオの5.77%を占めています。

インテュイットの生成AIへの投資は、同社の収益成長を支えるとみられます。同時に、好調な財務実績と国際的な事業拡大への注力は、同社の見通しを強化するでしょう。

ウォール街の見方は?

TipRanksによれば、インテュイット株のコンセンサス評価は「強気買い」です。これは、過去3カ月間のアナリストレーティングの「買い」19人、「中立」2人に基づいています。平均目標株価の733.28ドルは、今後12カ月で11.12%の上値余地を示唆しています。株価は年初来で5.89%上昇しています。

結論

主要ヘッジファンド・マネージャーのポートフォリオの目覚ましいリターンにより、彼らのポートフォリオ配分戦略を投資家は参考にできるでしょう。トップ・エキスパートのストックピックに関する多くのアイデアについては、投資家はTipRanks のExpert Centerを活用できます。

 

免責事項

ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、MSFT, NVDA, INTU: A Top Hedge Fund Expert Favors These 3 Tech Stocks原文の翻訳を中心にまとめています。

米国株
この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
米国株投資の銘柄分析はTipRanks
最新記事