
トップアナリストによる今買うべき3銘柄(2024年5月10日)
2024年5月13日 Masuko Takashi
2つ目の銘柄、グローバントはAIサービス分野で世界をリードする企業です。同社は2003年に創業され、現在ではテック界で100億ドルプレーヤーに成長しました。グローバントは、テックサービスやプラットフォームにAI技術を幅広く活用しています。また、同社はデジタル・メディア・スタジオも運営しており、今日のオンライン社会で存在感を示すために不可欠な資産となっています。
特に注目すべきは、デジタル・トランスフォーメーション・プラットフォームにAIを活用していることです。この技術は、ソフトウェア・パッケージのコーディングとテストの方法を改革する上で特に有用であることが分かっています。
グローバントの顧客ベースには、グーグル、エレクトロニック・アーツ、サンタンデールなど、世界的に有名な企業が名を連ねています。世界30カ国に2万7,500人以上の従業員を擁し、その国際性は同社の歴史からも明らかです。同社はアルゼンチンのブエノスアイレスで設立されましたが、現在はルクセンブルグに本社を置き、主要顧客は米国と英国にあります。
最近、グローバントは拠点を拡大しています。12月には、ブラジルのビジネス・テック・コンサルタント会社Iterisの買収を発表しました。サンパウロを拠点とする同社は、グローバントにさらなるデジタル機能をもたらし、600人の従業員と「有力な顧客名簿」により、グローバントのブラジルでの地位を向上するでしょう。グローバントの経営陣は、ブラジルをラテンアメリカにおける「最重要投資先」のひとつと位置づけています。また、1月にはドイツ・ベルリンに初のビジネス・イノベーション・ハブを開設しました。
財務面に目を向けると、11月に発表されたグローバントの2023年第3四半期決算では、売上高が予想通りの5億4,530万ドル、EPSは予想を1セント上回る1.48ドル(非GAAP基準)でした。
みずほ証券のドレフ氏は、グローバントのAIへの取り組みに注目し、それが同社のポジショニングと成功の鍵になると見ています。ドレフ氏は、次のように述べています。「グローバントは、AIサービスにおいてリーダーシップを発揮していると考えます。経営陣はしばしばAIを “iPhoneモーメント “と呼んでいますが、同社は次世代技術(生成AI、データアナリティクスなど)でシェアを獲得し続ける競争力を有していると考えています」
ドレブ氏は、この銘柄に「買い」レーティングを付け、目標株価の283ドルは、今後12カ月で20.5%の上値余地を示唆しています。
過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が11人、「中立」が4人で、コンセンサス評価は「中程度の買い」です。平均目標株価の255.14ドルは、現在の取引価格234.88ドルから今後12カ月で8.5%の上値余地を示唆しています。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、‘The Picks & Shovels of AI’: Mizuho Says It’s Time to Pull the Trigger on These 2 IT Service Stocks原文の翻訳を中心にまとめています。
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