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2023年に最もパフォーマンスが良かった4銘柄

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2023年に最もパフォーマンスの良かった銘柄は、来年もその驚異的な勢いを維持できるのしょうか?ウォール街では何でも起こりえます。メガキャップ株がますます大きくなり、有名なテック企業の君臨が続いています。

場合によっては、バリュー株で底値を狙うのも理にかなっています。とはいえ、新年を前に、投資家は2023年の高パフォーマンス銘柄を検討すべきでしょう。結局のところ、大企業はさらに大きくなる可能性があり、モメンタム株は2024年も大勝利を収め続ける可能性があるのです。

結局、超大型および大型のテック株に

小型株や店頭株に問題はありませんが、トップパフォーマンス銘柄リスト作成に関して「中途半端ではなく、さらにいっそう上昇が見込まれる」という基準を適用することにしました。その結果、S&P500指数(SPX)構成銘柄にこだわりました。結局、今年最もパフォーマンスが良かったのは、超大型および大型のテック株となりました。

「マグニフィセント・セブン(超大型株7銘柄)」のような銘柄ばかりではなく、意外な銘柄もあります。2023年のトップパフォーマンス銘柄は、以下の4つです。エヌビディア(NASDAQ:NVDA)、メタ・プラットフォームズ(NASDAQ:META)、パロアルトネットワークス(NASDAQ:PANW)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(NASDAQ:AMD)。

エヌビディア (NASDAQ:NVDA)

2023年を支配したテーマは、人工知能(AI)でした。生成AIアプリケーションは電力を大量に消費し、エヌビディアは幅広いテクノロジー企業が使用できる強力なAIプロセッサを製造しているため、投資家はエヌビディア株でAI関連トレードが一気に可能であることをすぐに理解しました。

アナリストは今後12カ月間、エヌビディアに対してほとんど強気です。同社が、ウォール街の四半期コンセンサスEPS(1株当たり利益)予想を1年中上回っているのですから、それは理解できます。

エヌビディアの株価は、今年250%上昇した後、さらに上昇する可能性はあるのでしょうか?バンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)のアナリストはそう考えているようで、「買い」のレーティングを付け、目標株価を700ドルとしています。彼らは、生成AI投資の「ピークを予測するのは早い」と考えており、おそらくエヌビディアは、生成AI関連の拡大とともに成長し続けられるとみています。

エヌビディア株の目標株価は?

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が31人、「売り」が3人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は661.35ドルで、今後12カ月で33.3%の上値余地を示唆しています。

メタ・プラットフォームズ (NASDAQ:META)

数年前、メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグCEOは、メタバースと仮想現実(VR)に全力投球しました。しかし現在、同社はVR市場の衰退や一部の議員からの反発に直面しています。

それにもかかわらず、メタはソーシャルメディアの巨人であるため、2023年も堅調です。常に人気のあるインスタグラム、フェイスブック、ワッツアップに加え、比較的新しいThreadsマイクロ・ポスト・アプリを持っており、現在欧州諸国で拡大中です。

メタ株の年初来の上昇率は181%です。メタが四半期EPS予想を上回るという連勝を新年も続けることができれば、投資家はメタ株の上昇が続くことを期待するかもしれません。

メタ株の目標株価は?

過去3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が36人、「中立」が1人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は387.35ドルで、今後12カ月で10.6%の上値余地を示唆しています。

パロアルトネットワークス (NASDAQ:PANW)

このリストの最初の2銘柄は「マグニフィセント・セブン」銘柄でしたが、次の2銘柄は違います。実際、この次の2023年の大化け株は、おそらくあなたを驚かせるでしょう。それは、 パロアルトネットワークス株です。サイバーセキュリティ・ソフトウェアのスペシャリスト企業であるパロアルトネットワークスは、アナリストの間でも人気が高く、予想を上回る収益を上げ続けてきた業績を誇っています。

IBM(NYSE:IBM)のレポートによれば、「2023年のデータ侵害の世界的な平均コストは445万ドル」と推定されています。これは、2024年に企業がサイバーセキュリティ・ソフトウェアとサービスのためにパロアルトネットワークスを利用する説得力のある理由です。このような背景から、Susquehannaやみずほ証券などのアナリストは、サイバーセキュリティ市場、そしてその分野における主要プレーヤーとしてのパロアルトネットワークスに強気です。

Susquehannaはパロアルトネットワークス株を「ポジティブ(=買い)」、目標株価400ドルでカバレッジを開始し、みずほ証券は「買い」レーティングを継続、目標株価を280ドルから325ドルに引き上げました。2023年に123%上昇したパロアルトネットワークス株が、来年も上昇基調を維持する可能性は十分にありそうです。

パロアルトネットワークス株の目標株価は?

TipRanksによれば、過去3カ月間のアナリストレーティングでは、「買い」が29人、「中立」が5人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は300.94ドルで、今後12カ月で2.5%の下値余地があることを示唆しています。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (NASDAQ:AMD)

「マグニフィセント・セブン」には入らないものの、特別な注目に値するもう一つの大型テクノロジー企業が、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)です。同社は、AIとエヌビディアがウォール街の注目を集める前、実は今年初めには半導体市場の寵児でした。

しかし、AMDは、エヌビディアに勝手に市場を支配させるつもりはありません。AMDのMI300マイクロチップ・モデルの新ラインナップは、来年、エヌビディアの最高のAI互換プロセッサを狙うように設計されています。

上述の他の企業と同様に、AMDは最近、ウォール街アナリストの四半期EPS予想を数回連続で上回っています。では、2023年に年初来で119%上昇した後でも、AMDの株価はさらに上昇するのでしょうか?保証はありませんが、AMDのAIプロセッサへの絶え間ない注力により、AMDはさらに自信を持つことになるのでしょう。

AMD株の目標株価は?

過去3カ月間のアナリストレーティングでは、「買い」が26人、「中立」が8人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は132.41ドルで、今後12カ月で5.5%の下値余地を示唆しています。

結論

エヌビディア、メタ・プラットフォームズ、パロアルトネットワークス、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが2023年に大幅な上昇を続け、弱気勢や空売りを寄せ付けなかったことは、頑固な逆張り派も認めざるを得ません。

「大きいことが良いこと」の原則が2024年も当てはまり続ければ、これらの企業が事業を広げ、売上高を大きく伸ばす余地があり、それを受け、株価上昇が続く可能性があります。

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ディスクロージャー

本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Here are the Best-Performing Stocks of 2023原文の翻訳を中心にまとめています。

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この記事のライター
金融コンテンツ・エディター兼翻訳者。 米国株など米国金融市場を中心に金融関連コンテンツの翻訳・作成にこれまで従事。 日本経済新聞社英文編集部門勤務を経て、約20年にわたり外資系金融機関などで金融関連コンテンツの翻訳・編集業務およびマーケティングサポートを担当。 米国の個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」の日本語サイト(今は撤退)で、翻訳・編集業務を担当した経験もあり。 日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)
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