
フェデックス株、堅調な決算発表後に一時16%急騰
2024年6月26日 Masuko Takashi
ノーザン・トラストは、シカゴを拠点とする金融グループで、特に大手の機関投資家や個人富裕層にフォーカスしています。同社はプライベートバンクとして運営されており、資産サービシング、投資管理、ウェルス・マネジメント・サービスを顧客ベースに提供しています。今年9月30日現在の運用資産総額は1兆3,300億ドルにのぼります。
ノーザン・トラストは、130年以上の歴史を持ち、長期的な信頼と成功に基づいて確固たる評判を築いてきました。
しかし今年に入り、ウェルス・マネジメント業界の逆風に直面し、株価は約20%下落しました。こうした困難には、インフレ率の上昇や金利の上昇が含まれ、同業界は複雑さを増しています。
この傾向は最新の2023年第3四半期決算にも反映されています。ノーザンの収入は17億4,000万ドルで、前年同期比1.1%減とコンセンサス予想を364万ドル下回りました。希薄化後EPSは1.49ドルで、これも予想を1セント下回りました。
このような困難にもかかわらず、ノーザン・トラストは普通株配当を維持しています。同社の配当の歴史は1989年に遡り、四半期ごとに支払われなかったことは一度もありません。現在の配当は、1月1日付支払いで普通株1株当たり75セント、年換算で3ドル、配当利回りは4.3%です。
この銘柄は、バンク・オブ・アメリカのアナリスト、Ebrahim Poonawala氏の目に留まりました。Poonawala氏は、次のように述べています。「ノーザン・トラスト株は、富裕層や超富裕層を顧客とする、ウェルス・マネジメントへのエクスポージャーを得るための魅力的なエントリーポイントを提供していると考えます。預金コストや株式・債券市場のボラティリティによるEPSおよびROE(自己資本比率)の下振れリスクは認めますが、これらはバリュエーションに反映されており、ノーザン・トラストは現在のサイクルを乗り切るのに十分なポジションにあると考えます」
上述により、Poonawala氏は「買い」レーティングを付け、目標株価の85ドルは、今後12カ月で23%の上値余地を示唆しています。
バンカメのアナリストは強気かもしれませんが、ウォール街はまだノーザン・トラストにコミットメントする準備ができていません。直近3カ月間のアナリストレーティングは、「買い」が2人、「中立」が9人で、コンセンサス評価は「中立」です。現在の株価69.35ドルに対して平均目標株価は75.91ドルで、今後12カ月で最大9%の上値余地を示唆しています。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Bank of America Says This ‘Buy’ Signal Could Trigger an 11% Upswing in S&P 500 Next Year — Here Are 2 Stocks the Banking Giant Likes Right Now原文の翻訳を中心にまとめています。
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