
トップアナリストによる今買うべき3銘柄(2023年12月5日)
2023年12月6日 Masuko Takashi
次に、生活必需品セクターに目を向け、世界的なスナック・飲料大手のモンデリーズ・インターナショナルを確認してみます。同社は、2012年にクラフト・フーズからスピンオフして誕生し、日本でもお馴染みのクッキーの「オレオ」、チョコレートの「キャドバリー」、ガムの「トライデント」など、有力製品の多様なラインナップを誇ります。150カ国以上で事業を展開するモンデリーズは、ビスケット(含むクッキーとクラッカー)で世界1位、チョコレートで世界2位を占める世界最大のスナック企業のひとつです。
昨年の世界全体の純売上高は約315億ドルに達し、今年もこの数字を上回りそうな勢いです。実際、最近発表された第3四半期決算では、大幅な再投資にもかかわらず、同社はいくつかの面で予想を上回りました。売上高は前年同期比16.4%増の90億3,000万ドルに達し、コンセンサス予想を2億2,000万ドル上回りました。損益面では、調整後EPSが0.82ドルとなり、予想を0.04ドル上回りました。
また、先行きの見通しも良好です。モンデリーズは、2023年通期の既存事業売上高成長率見通しをこれまでの12%以上から14-15%に引き上げ、コンセンサス予想の13.8%を上回りました。調整後EPS成長率見通しも、これまでの12%から16%に引き上げました。
ゴールドマン・サックスのアナリスト、Jason English氏は、好調な業績が持続すると予想しています。「我々は、モンデリーズが同業他社に対してファンダメンタルズ面でアウトパフォームを拡大させる好位置にあると引き続き考えています」と述べています。「モンデリーズは、メキシコ、ブラジル、中国、インド、その他東南アジア市場などで長期的な成長を見込み、マーケティングと商業活動の両方に積極的に投資しています。当社は、この勢いが当面続くと予想しており、この観点から「買い」レーティングを再表明します」
English氏の目標株価は82ドルで、今後12カ月で20%の上値余地を示唆しています。
全体として、モンデリーズはウォール街で多くの支持を得ています。アナリストレーティングは、「買い」が16人、「中立」がわずか2人で、コンセンサス評価は「強気買い」です。平均目標株価は78.35ドルで、今後12カ月で14%の上値余地を示唆しています。投資家はまた、配当を享受できます。最新の配当は1株当たり0.42ドルで、配当利回りは2.45%です。
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本記事は株式投資分析ツールTipRanksの許可を得て、Goldman Sachs Says Utilities and Consumer Staples Stocks Are Set to Outperform as the Presidential Election Approaches — Here Are 2 Names the Banking Giant Likes原文の翻訳を中心にまとめています。
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