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【ビットコイン価格ニュース】前日比(終値)-2.06%。400万円近辺まで上昇するも400万円は超えず?

5月6日 9時台には最高値401万円台まで上昇


出典:Trading Viewビットコイン日本円チャート 1時間足

まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済向がどうなっているか、主な話題を拾ってみよう。

要人発言

(セントルイス地区連邦準備銀行総裁)利上げの必要性を示唆

アメリカのセントルイス地区連邦準備銀行総裁のジェームウズ・ブラード氏は、高止まりしているインフレ率をFRB目標値(2.0%)に戻すには、さらなる利上げが必要であるとの見解を示した。

さらに6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、どんな態度や行動をとるかについては、今後、発表される経済データがどのようなもになるか、みさだめてら決めると述べた。

また、総裁は、この15カ月間の積極的な金融政策ががインフレ率の低下につながったことは確かだが、しかし、2%まで低下する方向にきているかどうかは疑問を呈した。
出典:ブルームバーグ(2023年5月6日03:44)

(シカゴ地区連邦準備銀行総裁)6月のFOMC会合での政策金利を巡る判断は時期尚早

アメリカのシカゴ地区連邦準備銀行総裁のオースタン・グールズビー氏は、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での政策金利をどうするかを判断するのは時期尚早であると述べた。

また、銀行部門の緊張が金融当局の仕事の一端を担うかもしれないとの見解を示した。さらに、金融部門の混乱に関しては、それによって少し立ち止まらなければならないだろう。そうした展開は景気を減速させる可能性が高くいので、考慮する必要があると述べた。
出典:ブルームバーグ(2023年5月6日07:56)

(アメリカの財務長官)G7でアメリカの銀行システムは健全と主張予定

アメリカの財務長官であるジャネット・イエレン氏は、5月11日~13荷に日本で開かれる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議の席上で、アメリカの銀行システムはいまなお健全であり、世界経済は昨年の秋から慶山していると主張するという。

さらに、ジャネット・イエレン氏は、アメリカの債務上限問題やロシアのウクライナ侵攻や、サプライチェーンの弾力的な取り組みについても、主張することにしていると、財務相幹部が述べた。
出典:ロイター(2023年5月6日02:41)

経済・産業・技術

第1四半期のアメリカ主要500社の利益は0.7%減の見込み

リフィニティブIBESが公表したデータによると、アメリカのS&P総合500種指数採用企業の1四半期の利益は、前年同期比0.7%減少を見込んでいることが明らかになった。ただし、ネルギー部門を除くと、同2.4%の減少になると見込んでいる。

第1四半期決算を発表した419社中、77.1%の企業の利益がアナリストの予想を上回った。予想を上回った割合の長期平均は66.3%、過去4四半期の平均は73.5%である。

また、第1四半期の売上高は前年同期比3.5%増の見込みで、エネルギー部門を除くと4.4%の増収となる見込みである。
出典:ロイター(2023年5月6日10:41)

為替・通貨・投資・市場

ECBは7月までに2回の25bps利上げが必要と大半の金融機関が予測

世界のエコノミストの大半は、欧州中央銀行(ECB)があと2回、政策金利を25bps引き上げると予測していることが明らかになった。総裁のクリスティーヌ・ラガルド氏は、インフレ目標値の2%に戻すまで、やるべきことがると述べた。
出典:ブルームバーグ(2023年5月5日 23:55)

株式市場の見通し: FRBの利上げ後、投資家はインフレと地方銀行に注目

この1週間は、市場にとって忙しい1週間であった。米連邦準備制度理事会(FRB)はさらに4分の1ポイントの利上げを行い、企業は引き続き第1四半期の業績を報告し、地方銀行は投資家の注目の的となった。次はどうなるのか。

グラタス・キャピタルのチーフ・インベストメント・オフィサー、トッド・ジョーンズ氏は、主要な決算報告の大半が終了した今、市場は当面、マクロ経済情勢に注目することになるだろう、と語る。

重要なのは、地方銀行制度がどのように展開するか、また、新たな問題が発生するかどうかである、と彼は言う。
出典:Money(2023年5月5日/5月6日09:01)

銀行の規制緩和は危険

米国史上2番目に大きな銀行破綻が月曜日に発生した。連邦預金保険公社は、収益性が心配される中、数週間前からぐらついていたサンフランシスコの銀行、First Republic Bankを差し押さえ、米国最大の銀行であるJPMorgan Chaseに売却した。

ファースト・リパブリックの株主は一掃され、JPモルガンは政府保険基金に106億米ドルを支払うことになる。

取引の一環として、F.D.I.C.はJPモルガンに500億ドルの長期融資を行い、First Republicが企業に行った融資で今後5年間にJPモルガンが被る損失の80%を引き受け、住宅ローンについても今後7年間は同様に引き受けることに合意した。
出典:THE NEW YORKER(2023年5月1日/5月6日01:31)

社会・環境

米国民の48%が「預金に不安」を抱いている

アメリカの地方銀行の経営破綻を受け、預金の安全性を心配するアメリカ民が増加している。調査会社のギャラップが調査結果を発表したが、アメリカ国民の48%が懸念していると回答していることが明らかになった。

不安を感じる人の割合は2008年の金融危機の時の割合を上回った。18歳以上の成人1013人を対象とした。詳細をみると、お金の安全性について19%が「非常に心配」、29%が「やや心配」であった。2008年9月の調査では、2項目併せて45%であった。
出典:日本経済新聞(2023年5月6日03:56)

暗号資産の新しい動き

アメリカの大統領候補がビットコインを支持したがCBDCを批判

アメリカの大統領候補のロバート・ケネディ・ジュニア氏は、5月5日のTwitterスレッドで中央銀行デジタル通貨(CTC)に反対意見を述べながら、ビットコイン(BTC)を支持した。

ケネディ氏によると、通貨のデジタル化によって、政府はすでに経済生活を監視・管理する前例のない権限を手にしている。彼はCBDCがさらに「キーストロークで資金へのアクセスを遮断することで、反対意見を窒息させる政府の力を拡大させる」と考えている。

大統領候補がCBDCを “金融奴隷と政治的専制 “のための道具と表現したことがあることを考えれば、CBDCに対する暴言は当然といえば当然である。

一方、ケネディ氏は、ビットコインは政府の干渉を受けずに人々が取引を行うことを可能にすると述べた。さらに彼は、この代表的なデジタル資産を、「世界中の人々の運動にとっての救世主」と表現した。
出典:CryptoSlate(2023年5月5日09:17)

マネーロンダリングの脅威となるとして、取り締まりを強化

5月5日の声明によると、規制当局は地方警察と協力し、エクセター、シェフィールド、ノッティンガムのサイトを検査したとのことである。暗号通貨ATMは合法だが、営業する前に当局に登録する必要がある。

金融規制当局は、暗号通貨ATMのオペレーターが登録されていないため、国内での運用は違法であると付け加えた、FCAの執行・市場監視担当エグゼクティブ・ディレクターであるTherese Chambers市は、次のように述べている。

「FCA登録なしで営業している暗号ATMは違法です。我々は違法行為を阻止するために行動する…無登録の暗号ビジネスを中断させるだけでなく、今回の共同作業により、英国で違法に運営されている暗号ATMに対する一般の人々の認識を高めることができた」

「暗号商品はリスクが高く、現在規制されていないため、これは特に重要です」
出典:CryptoSlate(2023年5月5日13:18)

このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼしたのだろうか。以下は、5月6日のビットコインの値動きを時系列(1時間足)に沿って説明したものである。

ビットコインの5月6日の値動き

ビットコイン価格
始値3,952,718円
高値4,017,009円
安値3,868,208円
終値
3,871,582円

始値3,952,718円で寄りついたあと、3,936,000円まで下落したが、3,963,224円まで買い戻されて上昇し、1時台には4,000,000円まで上昇したが、3,986,735円まで押し戻された。

2時台には3,995,848円まで上昇したが、3,973,561円まで押し戻されて下落し、3時台には3,954,951円まで下落したが、3,962,997円まで買い戻されて上昇した。

5時台には3,994,516円まで上昇したが、3,979,454円まで押し戻されて下落し、6時台には3,972,863円まで下落したが、3,978,589円まで買い戻されて上昇し、9時台には最高値4,017,009円まで上昇したが、3,999,997円まで押し戻されて下落した。

15時台には3,953,392円まで下落したが、3,965,430円まで買い戻されて上昇し、16時台には3,073,936円まで上昇したが、3,967,049円まで押し戻されて下落し、17時台には3,938,149円まで下落したが、3,967,049円まで上昇した。

その後、3,963,907円まで押し戻されて下落し、23時台には最安値3,868,208円まで下落したが、買い戻されて、23時59分59秒には終値3,871,582円をつけ、5月6日の取引を引けた。

この日一日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、148,801円であった。

5月7日の価格予想及び、注目のイベント

ビットコイン価格予想:4,050,000円~3,950,000円

経済指標時間
特筆すべきものはなし
政治・経済イベント(日本) 時間
特筆すべきものはなし
政治・経済イベント(海外)時間
モロッコ・モロッコ国際農業展(SIAM)(メクネス)
カンボジア・ひろしまハウスアートギャラリープロジェクト(~6月1日)
タイ・総選挙(解散がなかった場合)
カンボジア・32nd SEA GAMES(~17日)
インドネシア・ASEAN Economic Community (AEC) Council Meeting for 42nd ASEAN Summit(~8日)(ラブハン・バジョ)
チリ・憲法評議会選挙
アルゼンチン・州知事選挙(ミシオネス州、フフイ州、ラリオハ州)
要人発言時間
特筆すべきものはなし

5月7日のビットコインは、始値3,871,593円で寄りついたあと、3,844,200円まで下落したが、3,876,807円まで買い戻されて上昇し、3時台には3,923,259円まで上昇したが、3,920,162円まで押し戻されて下落した。

5時台には3,898,813円まで下落したが、3,900,073円まで買い戻された。6時台には始値3,900,000円で寄りついた後、下落している。

今日のポイント
5月6日のビットコインは、対前日比(終値)でマイナスの値動きとなった。9時台には最高値401万円台まで上昇したが、その後は伸びを欠いて押し戻され、終値は387万円台をつけ、取引を引けた。

ローソク足の動きを一目均衡表で見ると、ローソク足は雲の下にあり、基準線は水平だが、転換線は右肩さがりとなっている。また、雲を形成している先行スパンは、先行スパン1が雲の上部を形成している。

基準線は方向性を示していないが、転換線は明らかに下落を示唆している。したがって、ここは下落すると判断してもいいだろうが、下落といってもそう大きく下落することはない。

なぜなら、先行スパンが雲の上部を形成していることから、価格はそう大きな変動はないはずだ。したがって、当面、価格は300万円台後半を推移していくのだろう。そして、思い出したように400万円を突破したり割ったりを繰り返すのである。

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ビットコイン(BTC/Bitcoin)とは?特徴と今後の将来性・価格予想

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この記事のライター
フリージャーナリスト。出版社勤務後、1984年4月からフリー転向。以降、月刊宝石や「ダカーポ」などに原稿を執筆。月刊誌の取材・執筆活動のほか、単行本の執筆や編集等を行う。著書に『サイエンススクランブル』『我らチェルノブイリの虜囚』(いずれも共著)がある。2007年11月から2016年1月まで日本で唯一の外国為替証拠金取引(FX)の専門誌月刊「FX攻略.com」の初代編集長を務める。FXポータルサイト「エムトレ」アドバイザー歴任。
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