Tezos(テゾス)は、ビットコインやイーサリアムの抱えるインフラ問題を改善する目的で誕生した暗号資産(仮想通貨)です。
保有枚数に応じて、報酬を得られるのが特徴であり、長期保有に適したアルトコインと言われています。
今回は、Tezosの将来性と長期保有によるステーキング報酬について徹底解説をお届け。
いわゆる「ガチホ」に最適なTezosの魅力がテーマです。
【基本情報】Tezos(テゾス)/XTZとは?
Tezos/XTZの基本情報 | |
Tezos/XTZの価格 | 290.44円 |
一日の出来高 | ¥35,298,238,247.18 |
マーケットドミナンス | 0.23% |
市場ランキング | 第21位 |
時価総額 | ¥220,412,840,484.17 |
直近1年間の高安値 | 105.67円/464.76円 |
発行上限 | 100億XTZ |
Tezos(テゾス)はスマートコントラクトを取り入れたブロックチェーンです。
構造が似ている事からEtheriumとBitcoinをかけ合わせた存在と言われています。
Tezosの特徴はEtheriumとBitcoinが抱えるスケーラビリティを含む、インフラの問題を解決できる構造です。
構造の違いに関して例を挙げると、1つはTezosにはハードフォークの危険性がないことがあります。
また、根本的にTezosは構造を変えられる性質も大きな違いでしょう。
Tezosはオープンソースのプラットフォームであり、安全かつ、アップグレード可能な持続性のある構築がされています。
プロトコルアップデート(改善目的の構造変更)の提案には、Tezos保有者が投票権限を持ち、民主的な仕組みです。
【長期保有】Tezosのステーキングで稼ぐ方法
- 国内の取引所で暗号資産(仮想通貨)を購入
- 海外取引所Binanceへ送金
- Binanceにて8000XTZ以上購入し、放置
Tezosのプラットフォームで使われるアルトコインは、XTZ(Tez:テズ)と言います。XTZは海外の取引所で購入可能です。
XTZはPoS(プルーフ・オブ・ステークス)を採用しており、ステーキングにより新しくXTZが発行されます。
XTZを保有し、報酬として受け取る行為を「ベーキング」と言います。
ベーキングを行い、XTZを受け取るのは高利率な預金をイメージしていただくと分かりやすいでしょう。
ベーキングでは8000XTZ以上を保有し、報酬を受け取れるウォレットへ預けるといった手順で利益を得ます。
これまで、Legderなどいわゆるコールドウォレットにより保管する必要がありましたが、Binanceを始めとする取引所のアカウント内でもベーキングが可能となりました。
ちなみに、Binaceでは1XTZから報酬が発生する仕組みを採用しています。
Tezos/XTZのステーキングでいくら稼げる?
Tezosのステーキングにより、インセンティブ(報酬)を得るには8000XTZ以上の保有と、最低23日間の保有期間が必要です。
ただし、前述した通りBinanceの場合は、1XTZからステーキングによる報酬が発生します。
それでは、具体的にTezosのステーキングでいくら稼げるのか?シミュレーションしてみましょう。
本記事執筆時点では、8000XTZ=22645ドル相当となります。
日本円に元本を換算すると約230万円相当です。
1ヵ月当たり30XTZでステーキング報酬として付与され、現在のXTZ/USDレートに換算すると「1ヵ月で約8500円稼げる見込み」となります。
ちなみに、1年間も保有し続けた場合には約10万円相当の報酬です。ステーキングは、トレードと違い保有するだけなので、長期投資としての気軽さが非常に魅力と言えるでしょう。
Tezosの将来性は?チャートから今後の展望を見る
Tezosの将来性を取引量の多い「XTZ/USDT」チャートから分析してみましょう。
XTZ/USDTのペアで海外取引所Binanceにて一日当たり30億円相当の取引高で現在推移中です。XTZの価格変動は、ステーキングの報酬を受け取る上で2つの影響があります。
【Tezos/XTZの価格が高騰】XTZ保有量当たりのステーキング報酬が増加
【Tezos/XTZの価格が下落】XTZの価格が低くなり、少ない資金で保有量を増加
例えば、XTZの価格が下がれば安く保有量を増やせられます。
逆に、価格が上がればステーキング報酬を法定通貨に交換した場合に多くの利益を得ることが可能です。
したがって、現在のXTZ/USDTチャートから価格推移を予想し、買い増しすのが良いか?放置して報酬を得るのが良いか?の判断が重要になります。
Tezos/XTZで今後予想される2つのシナリオ
Tezosの今後をXTZ/USDTチャートから考察すると、超長期的には上昇トレンドを前提とした上で2つのシナリオが想定されます。
- 【シナリオ①】短期的な押し目はあるものの、力強く上昇する
- 【シナリオ②】史上最高値を目前に深く下落調整をする
画像内の2本の矢印はシナリオ①を赤線、シナリオ②を青線の値動きのイメージです。
前述した通り、Tezos自体はPoS通貨として割安買いを受けやすく、超長期的には上昇トレンドを考えているため、本格的な下降トレンドが発生する可能性は低いと考えています。
シナリオ①は、2020年3月をトレンドの重要な安値として考えた場合のシナリオです。
相場におけるサイクル、エリオット波動理論に基づき今後の展開を予想しています。
2020年3月から同年8月までの大規模な上昇トレンドを第1波、2020年末にかけてを第2波としたカウントです。
Tezosが昨年末につけた安値は、フィボナッチリトレースメント0.786を付け、波のカウントしてはキレイに当てはまります。
第2波により、調整局面が終了している場合には最も強い上昇局面である第3波が発生するでしょう。
シナリオ①が実現すれば、Tezosは史上最高値を更新する可能性も現実をおびます。
【波に乗る】ビットコインとエリオット波動理論。基礎とトレード活用術
シナリオ②は、Tezosの価格が下がり、いずれかのタイミングでステーキングのために買い増しを検討したい戦略です。
前回の史上最高値を超えられない場合に信憑性が増し、三尊天井の転換サインも見えてくるでしょう。
シナリオ②が現実になった時には、2020年末の安値が死守できるか?が重要になります。
下抜けた場合、ではシナリオ①にも記載した0.95USDTの価格まで下がる可能性も想定できる範囲です。
また、前回の急騰前と同じ水準ですから、0.95USDTを付けた段階では、Tezosのステーキングを狙った投資家による一定の買いも考えられます。
Tezos/XTZ まとめ
今回は「【長期保有銘柄】Tezos(テゾス)の将来性は?購入方法・手軽なステーキング」のテーマでした。
この記事をまとめると以下の通りです。
- Tezosはスマートコントラクトを用いたBTC・ETHの改善版
- Tezosは8000XTZ&23日以上の保有でステーキング可能
- XTZ/USDTは長期上昇トレンド・直近では2つのシナリオを想定
過去の長期投資では、数千万円以上の資産を持つ富裕層が中心とされていました。
一方で、Tezosは8000XTZ(30万円以下)から1ヵ月で8000円前後の利息を得られます。
海外取引所のBinanceなら1XTZから報酬が発生するので、初心者でも気軽に始められるのが魅力的です。
早い段階で長期投資を始め、Tezosの価値が上がれば少額でも富を築けるかも知れません。
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