2月21日 19時台には最高値609万円台まで上昇
まずは、ビットコインを取り巻く内外の社会情勢や経済動向がどうなっているか、主な話題を拾ってみた。
中国が対外投資を拡大
2月19日、中国国家外為管理局は、対外投資を拡大する方針を固めた。国内機関投資家に海外証券への投資を認める「適格国内機関投資家制度(QDII)」の投資枠を引き上げる。金融デリバティブ市場の対外開放も進める。
「チャイナ・フォレックス」誌で明らかにした。個人に対し1人当たり年間5万ドルを上限に海外証券・保険商品への投資を認める予定だ。国境を越えた無秩序な資本フローを防ぐ方針も表明。
国内株式・債券市場への海外資本の流出の監視強化と、システミックリスクを回避する。
中国が上期のレアアースの生産枠を最高水準に
2月19日、中国政府は、上期のレアアース(希土類)の生産枠を27%以上増やすことにした。供給不足を解消する。レアアースは電気自動車(EV)、家電、軍事機器などに利用されている。工業情報化省と自然資源省が明らかにした。
今年上期のレアアースの採掘枠は前年同期比27.2%増の8万4000トン、精練・分離枠は同27.6%増の8万1000トン。
IMM通貨先物ポジション
2月19日、アメリカの商品先物取引委員会(CFTC)は、IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(2月16日までの週)を発表した。
それによると、米ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する売り越し額は290億9000万米ドルと、前週の295億3000万米ドルか
ら減少した。
対象通貨にニュージーランドドル、メキシコペソ、ブラジルレアル、ロシアルーブルを加えたドルの売り越し額は2万9755米ドル。前週は300億8000万米ドルであった。
アメリカの石油掘削リグ稼働数が減少
2月19日、アメリカの石油サービス会社ベーカー・ヒューズは、アメリカ国内で稼働している石油掘削リグ数は、寒波の影響で、13週間ぶりに減少したと発表した。2月19日までの週の石油・天然ガス掘削リグの稼働数は397基であった。
石油・天然ガス掘削リグの稼働数は増加したが、前年同期の水準をなお393基下回っている。ただ、昨年8月に記録した過去最低の244基からは増加した。石油掘削リグは1基減少し、305基。天然ガス掘削リグの稼働数は1基増加し、91基。
トルコの格付けを「安定的」に引き上げ
2月19日、格付け会社フィッチは、トルコの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。格付けは「BBマイナス」であった。
金融政策が大幅に引き締められ、国際準備は安定し、トルコリラも昨年11月初旬から対米ドルで18%値上がりしていると指摘した。
国土交通省が「2地域居住」促進の官民協議会設立
2020年の不動産流通経営協会の調査によると、複数の生活拠点を持つ人は全国に617万人、実施したいと考えている人は661万人いる。
テレワーク環境などの整備が進み、オフィスから離れた場所に居住地を選ぶ人が増えている。人口の東京集中も変わる兆しがある。総務省によると、2020年の東京都からの転出者は前年から4.7%増え、比較可能な2014年以降最大となった。
そこで国土交通省は、「2地域居住」を促進する官民協議会を3月に立ち上げることになった。4府省や自治体、民間企業が参加し、政策提言や情報交換を実施し、地方暮らしを後押しする。601の地方公共団体、移住支援機関や空き家バンクの運営主体が参加する。
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このような状況がビットコインの値動きにどんな影響を及ぼすのだろうか。以下は、2月21日のビットコインの値動きを時系列に沿って説明したものである。
ビットコインの前日の値動き
ビットコイン価格 | |
始値 | 5,964,032円 |
高値 | 6,093,099円 |
安値 | 5,741,029円 |
終値 | 6,060,000円 |
それでは2月21日(日)のビットコインの値動きを時系列で追ってみよう。
始値5,964,032円で寄りついたあと、6,016,999円まで上昇したが、5,901,000円まで押し戻された。その後、5,942,804円まで買い戻されて上昇し、2時台には6,051,100円まで上昇したが、6,017,000円まで押し戻された。
3時台には6,032,775円まで上昇したが、6,027,843円まで押し戻されて下落し、7時台には最安値5,741,029円まで下落したが、5,890,728円まで買い戻されて上昇し、12時台には6,011,854円まで上昇したが、5,970,573円まで押し戻された。
13時台には5,970,573円で寄りついたあと上昇し、14時台には6,009,999円まで上昇したが、5,980,700円まで押し戻されて下落し、17時台には5,04,703円まで下落したが、5,968,839円まで買い戻されて上昇し、19時台には最高値6,093,099円まで上昇した。
その後、6,073,837円まで押し戻されて下落し、21時台には5,984,130円まで下落したが、6,018,869円まで買い戻されて上昇した。
23時台には6,062,250円まで上昇したが、押し戻されて、23時59分59秒には終値6,060,000円をつけ、2月21日の取引を引けた。
この日1日のビットコインの値動きは最安値最高値ベースで、352,070円であった。
2月22日の価格予想及び、注目のイベント
ビットコイン価格予想:6,150,000~6,040,000円
イベント名 | 時間 |
独・ifo景況感(2月) | 18:00 |
NZ・小売売上高(10月~12月) | 2月23日06:45 |
2月22日のビットコインは、始値6,060,000円で寄りついたあと、6,041,000円まで下落したが、6,056,894円まで買い戻されて上昇し、1時台には6,088,179円まで上昇したが、6,080,208円まで押し戻されて下落した。
2時台には6,053,297円まで下落したが、6,067,303円まで買い戻されて上昇し、5時台には6,141,350円まで上昇したが、6.83,928円まで押し戻された。
6時台には始値6,083,936円で寄りついたあと、下落している。
今日のポイント
2月21日のビットコインは、対前日比で6日間連続でプラスの値動きとなった。価格は19時台に最高値609万円台まで上昇したが、そこからは価格が伸びずに押し戻されて、終値は606万円台をつけて取引を引けた。
ビットコインは500万円を突破したと思ったら時間をおかずに600万円台まで上昇した。強気のトレンドは当分続きそうな気がしている。価格もすぐに650万円を突破して、700万円に迫るのも時間の問題かもしれない。
しかし、トレーダーとしては価格が上昇したからといって一喜一憂することなく、チャートをしっかり見つめながら、適切なタイミングでエントリーやイグジットを行っていきたい。
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